Introducing the Author
Imagination #16, Feb 1953, Greenleaf Publishing
- 同誌の表紙裏に自身の写真付きで掲載。SFを書くようになったきっかけについて。
- 同誌には「森の中の笛吹き Piper in the Woods (1953)」も掲載 (初出) されています。
- 「著者の自己紹介」 飯田隆昭 訳／ジャストシステム 『フィリップ・K・ディックのすべて』 1996年
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1953
Letter to San Francisco Chronicle, July 7, 1953
San Francisco Chronicle, July 7, 1953
- サンフランシスコ・クロニクル紙に掲載された手紙。同紙6月19日号に掲載された写真に対する感想とお礼。
- 「The Selected Letters of Philip K. Dick 1938-1971 (1997)」に収録。
- 未訳
They Write ...
Fantastic #5, Sep-Oct 1953, Ziff-Davis Publishing
- 同誌の表紙裏に掲載された自伝的スケッチ。レイ・ホーリハン、グスタフ・レーベルガー (ともにイラストレーター) とともに似顔絵つきで紹介されています。
- 未訳
1955
A Note from the Author
“Solar Lottery / The Big Jump”, Ace Books, May 1955
- 「偶然世界 Solar Lottery (1955)」についてのノート。初版にのみ掲載され、その後の版では省かれています。
- 未訳
Letter to TIME, October 3, 1955
TIME, October 3 1955
- TIME誌の投書欄にのった極々短い手紙。ハーマン・ウォークの小説「ケイン号の叛乱 The Caine Mutiny (1951)」にダメ出し。
- 「The Selected Letters of Philip K. Dick 1938-1971 (1997)」に収録。
- 未訳
Pessimism in Science Fiction
Oblique #6, Dec 1955 (fanzine edited by Clifford Gould)
- SF作家は滅亡する世界を描くのではなく、滅亡後の世界を描くべきだとするディックの持論。
- 「サイエンス・フィクションにおけるペシミズム」 飯田隆昭 訳／ジャストシステム 『フィリップ・K・ディックのすべて』 1996年
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1964
Naziism and The High Castle
Niekas #9, Sep 1964 (fanzine edited by Ed Meskys)
- Niekas #7, Dec 1963 に掲載されたポール・アンダースンの「The Art of the Nightmare」 (「高い城の男 The Man in the High Castle (1962)」のレビュー) に対する返答。
- 「ナチズムと『高い城』」 阿部秀典 訳／青土社 ユリイカ 1991年1月号
- 「ナチズムと『高い城』」 飯田隆昭 訳／ジャストシステム 『フィリップ・K・ディックのすべて』 1996年
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Drugs, Hallucination, and the Quest for Reality
Lighthouse #11, Nov 1964 (fanzine edited by Terry Carr)
- 精神病、幻覚、ドラッグについて。幻覚がもたらす「現実」とは？
- 「ドラッグと幻覚、そしてリアリティを求めて」 飯田隆昭 訳／ジャストシステム 『フィリップ・K・ディックのすべて』 1996年
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1965
Schizophrenia & The Book of Changes
Niekas #11, Mar 1965 (fanzine edited by Ed Meskys)
- 分裂症によりもたらされる「共時性 (synchronicity)」と易経の「偶然の一致 (concidence)」の関係。「変化の書」とは易経のことです。
- 「分裂症と『変化の書』」 阿部秀典 訳／青土社 ユリイカ 1991年1月号
- 「精神分裂症と『変化の書』」 飯田隆昭 訳／ジャストシステム 『フィリップ・K・ディックのすべて』 1996年
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1966
Will the Atomic Bomb Ever Be Perfected, and If So, What Becomes of Robert Heinlein?
Lighthouse #14, Oct 1966 (fanzine edited by Terry Carr)
- 様々な話題を自由気ままに書いた一文。ディヴィッドスンやバウチャーをほめたたえたり、ハインラインのことをこき下ろしたりしています。
- 文中に「ロバート・ギルバートという無名作家のすばらしい短篇」とありますが、これはロバート・アーネスト・ギルバートの“Thy Rocks and Rills”だと思われます(If, Sep 1953に収録)。
- 「原子爆弾は完成するのか、もしそうなら、ロバート・ハインラインはどうなるのか？」 飯田隆昭 訳／ジャストシステム 『フィリップ・K・ディックのすべて』 1996年
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The Above and Melting
“Child’s Hat”, edited by Ward J. Gulyas and A. J. Barrientos, The Bindweed Press, 1966
- Ward J. Gulyas と A. J. Barrientos 編集の『Child’s Hat』に収録された14行の詩。
- 未訳
Why I am Hurt
“Child’s Hat”, edited by Ward J. Gulyas and A. J. Barrientos, The Bindweed Press, 1966
- Ward J. Gulyas と A. J. Barrientos 編集の『Child’s Hat』に収録された12行の詩。同誌には3編の短い詩が収められています。
- 未訳
An Old Snare
“Child’s Hat”, edited by Ward J. Gulyas and A. J. Barrientos, The Bindweed Press, 1966
- 『Child’s Hat』に収められた3編の詩の中で一番短い6行の詩。
- 未訳
1967
Letter to SFWA Bulletin, August 1967
SFWA Bulletin, August 1967, The Science Fiction Writers of America
- テリー・カー編集の同誌への手紙。
- 未訳
Afterword
“Dangerous Visions” edited by Harlan Ellison, Doubleday, Oct 1967
- 同アンソロジーに収録された短編「父祖の信仰 Faith of Our Fathers」のあとがき。
- 「あとがき」 中村融 訳／ハヤカワ文庫SF 『危険なヴィジョン〔完全版〕 2』 2019年
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A Letter to Richard Geis
Psychotic #22, Dec 1967 (fanzine edited by Richard E. Geis)
- 同誌編集者リチャード・E・ガイスへの手紙。「高い城の男 The Man in the High Castle (1962)」「ザップ・ガン The Zap Gun (1967)」のレビューの感想など。
- 未訳
1968
Letter to Leland Shapiro (December 9, 1967)
Riverside Quarterly, Vol.3, #2, Mar 1968 (fanzine edited by Leland Shapiro)
- 同誌の編集者ルランド・シャピロへの手紙。「パーマー・エルドリッチの三つの聖痕 The Three Stigmata of Palmer Eldrich (1964)」について。
- 「The Selected Letters of Philip K. Dick 1938-1971 (1997)」に収録。「パーマー・エルドリッチの三つの聖痕 The Three Stigmata of Palmer Eldrich (1964)」の独語版(1997)にも掲載されました。
- 未訳
Anthony Boucher
Fantasy and Science Fiction #207, Aug 1968, Mercury Press
- 1968年4月29日に亡くなったアントニー・バウチャーの追悼文。ディックに加えアシモフ、デイヴィッドスン、ポール・アンダースンなど12人の作家がコメントを寄せています。
- 未訳
Self-Portrait
a Danish magazine or fanzine edited by Jannick Storm, 1968 (in Danish)
PKDS Newsletter #2, Dec 1983 (in English) (edited by Paul Williams)
- 子供時代から現在 (当時) までを皮肉も交えながら振り返る一文。
- 「セルフ・ポートレート」 飯田隆昭 訳／ジャストシステム 『フィリップ・K・ディックのすべて』 1996年
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1969
Letter (May 15, 1969)
SF Commentary #5, Aug 1969 (fanzine edited by Bruce Gillespie)
- 1969年5月15日付。SF Commentary #1, Jan 1969に掲載された同紙編者ブルース・ギレスピーによるレビューについての感想。レビュアーの間違いを訂正したりしています。
- 未訳
That Moon Plaque
“Men on the Moon”, edited by Donald A. Wollheim, Ace Books, Dec 1969
- アポロ11号の月面着陸に合わせて (多分) 再販された月がテーマのアンソロジーにあらたに掲載された短文。
- 「月の銘板」 飯田隆昭 訳／ジャストシステム 『フィリップ・K・ディックのすべて』 1996年
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The Double: Bill Symposium: Replies to “A Questionnaire for Professional SF Writers and Editors”
“The Double: Bill Symposium”, 1969 (fanzine edited by Bill Bowers and Bill Mallardi)
- 94名のSF作家・編集者への質問の解答。邦訳はディックのパートのみ。
- 「ザ・ダブル・ビル・シンポジウム～『プロのSF作家と編集者への質問状に答える』」 飯田隆昭 訳／ジャストシステム 『フィリップ・K・ディックのすべて』 1996年
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1970
Letter of Comment (June 8, 1969)
SF Commentary #9, Feb 1970 (fanzine edited by Bruce Gillespie)
- 同紙編者のブルース・ギレスピーからの質問への回答。「パーマー・エルドリッチの三つの聖痕 The Three Stigmata of Palmer Eldrich (1964)」について。
- 「The Selected Letters of Philip K. Dick 1938-1971 (1997)」に収録。ブルース・ギレスピー編「Philip K. Dick: Electric Shepherd (1975)」や 「パーマー・エルドリッチの三つの聖痕 The Three Stigmata of Palmer Eldrich (1964)」の独語版にも収録されました。
- 未訳
Author’s Foreword
aka "A Note from the Author"
“A Maze of Death”, Doubleday, Jul 1970
- 「死の迷路 A Maze of Death (1970)」のまえがき。
- 「作者のまえがき」 飯田隆昭 訳／サンリオSF文庫 『死の迷宮』 1979年
- 「著者まえがき」 山形浩生 訳／創元SF文庫 『死の迷路』 1989年
- 「著者まえがき」 山形浩生 訳／ハヤカワ文庫SF 『死の迷路』 2016年
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Letter of Comment (September 9, 1970)
SF Commentary #17, Nov 1970 (fanzine edited by Bruce Gillespie)
- SF Commentary #9, Feb 1970 に掲載されたブルース・ギレスピーによる長い論評に対するコメント。
- 「The Selected Letters of Philip K. Dick 1938-1971 (1997)」に収録。ダニエル・J・H・ルヴァック、スティーヴン・オーエン・ゴダースキー著『PKD: A Philip K. Dick Bibliography (1981)』にもあとがきとして収録されました。
- 未訳
1972
Notes Made Late at Night by a Weary SF Writer
Eternity Science Fiction (old series) #1, Jul 1972 (semiprozine edited by Stephen Gregg)
- 1968年執筆。小説を書くことの重圧、なぜ小説を書くのか。
- 「疲れたSF作家が深夜書いたノート」 飯田隆昭 訳／ジャストシステム 『フィリップ・K・ディックのすべて』 1996年
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Letter to Bruce Gillespie (October 31, 1972)
SF Commentary #31, Dec 1972 (fanzine edited by Bruce Gillespie)
- 同誌に載った「アンドロイドと人間 The Android and the Human」のイントロダクションとして掲載されました。
- 「The Selected Letters of Philip K. Dick 1972-1973 (1994)」に収録。
- 未訳
The Android and the Human
Speech given at Vancouver SF Convention, the University of British Columbia, Feb 1972
SF Commentary #31, Dec 1972 (fanzine edited by Bruce Gillespie)
- 1972年ブリティッシュ・コロンビア大学でおこなわれたバンクーバーSFコンベンションでの講演の原稿。アンドロイドと人間の違い、人間的であることの持論。
- マルコム・エドワーズ編のファンジン「Vector #64, March 1973」にも掲載されました。
- 「アンドロイドと人間」 飯田隆昭 訳／ジャストシステム 『フィリップ・K・ディックのすべて』 1996年
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1973
Letter from Philip K. Dick (June 7, 1973)
The Alien Critic #6, Aug 1973 (fanzine edited by Richard E. Geis)
- ウォーターゲート事件と1971年に起きた住居侵入事件について。
- 「The Selected Letters of Philip K. Dick 1972-1973 (1994)」に収録。
- 未訳
Breakthroughs and Breakins - I. An Open Letter from Philip Dick to John Sladek (April 23, 1973)
SF Commentary #35/36/37, Sep 1973 (fanzine edited by Bruce Gillespie)
- SF作家ジョン・スラデックに宛てた手紙。どん底の生活からはい上がって執筆を再開したこと、スラデックの短編「アイオワ州ミルグローブの詩人たち The Poets of Millgrove, Iowa」を読んだことがきっかけのひとつだったことなど。
- 「The Selected Letters of Philip K. Dick 1972-1973 (1994)」に収録。
- 未訳
Breakthroughs and Breakins - II. The Invisible (June 7, 1973)
aka “A Letter from Philip Dick to Bruce Gillespie”
SF Commentary #35/36/37, Sep 1973 (fanzine edited by Bruce Gillespie)
- 1971年11月に起きた住居侵入事件およびその後について。
- 「Letter from Philip K. Dick (June 7, 1973)」とほぼほぼ同じ文章。
- 「The Selected Letters of Philip K. Dick 1972-1973 (1994)」に収録。
- 未訳
Letter of Comment (March 2, 1973)
SF Commentary #35/36/37, Sep 1973 (fanzine edited by Bruce Gillespie)
- SF Commentary #31, Dec 1972の感想。
- 「The Selected Letters of Philip K. Dick 1972-1973 (1994)」に収録。
- 未訳
Letter to Bruce Gillespie (September 1, 1973)
aka “The Nixon Crowd”
SF Commentary #39, Nov 1973 (fanzine edited by Bruce Gillespie)
- 当時のアメリカ大統領ニクソンの“独裁”を断罪する文。ウォーターゲート事件のさなかです。
- 「The Selected Letters of Philip K. Dick 1972-1973 (1994)」に収録。ウーヴェ・アントン編「Philip K. Dick: Materialien (1976)」や「PKDS Newsletter, #17 (1988)」にも収録されました。
- 未訳
1974
Three Sci-Fi Authors View the Future
Scholastic Voice, Jan 17 1974
- カート・ヴォネガット、マイケル・クライトンおよびディックにおこなったインタビューをもとにした記事。
- 未訳
Letters from Amerika 1: The Invisible (June 6, 1973)
Vector #67/68, spring 1974 (fanzine edited by Malcolm Edwards)
- ウォーターゲート事件と1971年に起きた住居侵入事件との関連。ニクソン政権への批判。
- 「Letter from Philip K. Dick (June 7, 1973)」とほぼほぼ同じ文章。
- 未訳
Letters from Amerika 2: Mob Rule (September 1, 1973)
Vector #67/68, spring 1974 (fanzine edited by Malcolm Edwards)
- ニクソンの専制政治、カンボジア侵攻への批判。
- 「Letter to Bruce Gillespie (September 1, 1973)」とほぼほぼ同じ文章。
- 未訳
Letter
Locus #163, Aug 20 1974 (fanzine edited by Charles N. Brown)
- 前号 (#162) に掲載された「流れよ我が涙、と警官は言った Flow My Tears, the Policeman Said (1974)」のレビューに対しての反応。
- 「The Selected Letters of Philip K. Dick 1974 (1991)」に収録。1974年7月21日付。
- 未訳
An Open Letter from Philip K. Dick to Joanna Russ
Vertex Vol.2 No.4, Oct 1974, Mankind Publishing
- Vertex Vol.1 No.6, Feb 1974 に掲載されたジョアンナ・ラスの「The Image of Women in Science Fiction」に対するポール・アンダースンの反論「Reply to a Lady」 (Vertex Vol.2 No.2, Jun 1974) に対する反応。
- 未訳
Who is an SF Writer?
“Science Fiction: The Academic Awakening”, edited by Willis E. McNelly, College English Association, Nov 1974
- SF作家と科学者との共通点、また相違点など。
- 「SF作家とは何者か？」 飯田隆昭 訳／ジャストシステム 『フィリップ・K・ディックのすべて』 1996年
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Afterword
“Final Stage: The Ultimate Science Fiction Anthology”, edited by Edward L. Ferman and Barry N. Malzberg, Charterhouse, 1974
- 同アンソロジーに収録された短編「時間飛行士へのささやかな贈り物 A Little Something for Us Tempunauts」のあとがき。
- 「あとがき」 浅倉久志 訳／創元SF文庫 『究極のSF』 1980年
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1975
Foreword to The Preserving Machine
Science Fiction Studies #5, Mar 1975, SF-TH Inc.
- 短編集『The Preserving Machine (1969)』のために書かれたまえがき (実際には収録されませんでした)。
- 短編集『Beyond Lies the Wub: The Collected Stories of Philip K. Dick, volume 1 (1987)』の「Note」に前半部分が収録されています。
- 未訳
The Evolution of a Vital Love
Mike Bailey’s personalzine #20 / #21, May 1975
- 1972年10月から11月ごろ執筆。自身の体験を交えて「アンドロイドと人間」について書いています。
- 「黒い髪の娘 (生に不可欠な愛の深化)」 (抄訳) 岩館真・佐治香奈子 訳／ペヨトル工房『銀星倶楽部12 ～特集 フィリップ・K・ディック』 (1989)
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1976
Memories Found in a Bill from a Small Animal Vet
The Real World #5, Feb/Mar 1976
- アントニー・バウチャーの思い出と飼い猫のピンキーについて。
- 「小さな動物病院から来た請求書の中に見出した想い出」 飯田隆昭 訳／ジャストシステム 『フィリップ・K・ディックのすべて』 1996年
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The Short Happy Life of a Science Fiction Writer
Scintillation #9, Vol.3, No.3, June 1976 (fanzine edited by Carl Bennett)
- 貧窮した生活、それでもSFを書くこと。ニクソン後のアメリカについて。
- 本文中で引用されている手紙は、1976年5月2日付および5月17日付、掲載誌編集者カール・ベネット宛のもので「The Selected Letters of Philip K. Dick 1975-1976 (1992)」にも収録されています。
- 「あるSF作家の短い幸福な生活」 飯田隆昭 訳／ジャストシステム 『フィリップ・K・ディックのすべて』 1996年
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Man, Android and Machine
“Science Fiction at Large”, edited by Peter Nicholls, Gollancz, 1976
- 1975年ロンドンで行われた連続講演会の原稿 (ただしディックは当日病欠したため、講演は行われませんでした)。
- 人間的なものと機械的なものの違いから、夢、脳の働き、そして神と広がる話。
- 「人間とアンドロイドと機械」 浅倉久志 訳／東京創元社 『解放されたSF』 1981年
- 「人間とアンドロイドと機械」 飯田隆昭 訳／ジャストシステム 『フィリップ・K・ディックのすべて』 1996年
- 「人間とアンドロイドと機械」 浅倉久志 訳／ハヤカワ文庫SF 『アジャストメント』 2011年
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1977
Author’s Note
“A Scanner Darkly”, Doubleday, Jan 1977
- 長編「暗闇のスキャナー A Scanner Darkly (1977)」のあとがき。泣けます。
- 「作者のノート」 飯田隆昭 訳／サンリオSF文庫 『暗闇のスキャナー』 1980年
- 「作者あとがき」 山形浩生 訳／創元SF文庫 『暗闇のスキャナー』 1991年
- 「著者覚え書き」 浅倉久志 訳／ハヤカワ文庫SF 『スキャナー・ダークリー』 2005年
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Afterthoughts by the Author
“The Best of Philip K. Dick”, edited by John Brunner, Del Rey / Ballantine, Mar 1977
- 短編集『The Best of Philip K. Dick (1977)』のあとがき。1976年5月付。各収録作についてのコメントも書かれています。
- 「著者による追想」 浅倉久志 訳／サンリオSF文庫 『ザ・ベスト・オブ・P・K・ディック II 』 1983年
- 「著者による追想」 浅倉久志 訳／ハヤカワ文庫SF 『時間飛行士へのささやかな贈物』 1991年
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Letter
Scintillation #12, Vol.4, No.1, Mar 1977 (fanzine edited by Carl Bennett)
- 未訳
If You Find This World Bad, You Should See Some of the Others
aka “Si vous trouvez ce monde mauvais, vous devriez en voir quelques autres” (French title)
Speech given at Deuxieme Festival International de la Science-Fiction at Metz, France, Sep 24 1977
“L’Année 1977-1978 de la science-fiction et du fantastique”, edited by Jacques Goimard, Julliard, 1978 (in French)
PKDS Newsletter #27, Aug 1991 (edited by Paul Williams) (in English)
- フランスのメッスで開催された第二回メッス国際SF大会での講演原稿。1974年2月の神秘体験に平行世界と神学を絡めた内容。
- 「この世界が悪いとわかれば、他の世界を見るべきだ」 飯田隆昭 訳／ジャストシステム 『フィリップ・K・ディックのすべて』 1996年
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1978
Letter from Philip K. Dick (December 1, 1977)
Science Fiction Review #24, Feb 1978 (fanzine edited by Richard E. Geis)
- ポーランドの作家スタニスワフ・レムがアメリカSF作家協会の資格を剥奪された1976年の「レム事件」について（さらにポーランドでの出版料の安さについて）。
- 「The Selected Letters of Philip K. Dick 1977-1979 (1993)」に収録。
- 未訳
A Clarification
Science Fiction Studies #14, Mar 1978, SF-TH Inc.
- ポーランドの作家スタニスワフ・レムがアメリカSF作家協会の資格を剥奪された1976年の「レム事件」について。
- 未訳
1979
Introduction (to “Roog”)
Unearth #8, Winter 1979 (Jan 1979), Unearth Publications
- 同誌に再録された短編「ルーグ Roog (1953)」のまえがき。「FIRST SALE」と題した特集でマイケル・ムアコック、フリッツ・ライバーとともに掲載されています。
- 未訳
Letter
Locus #221, May 1979 (fanzine edited by Charles N. Brown)
- 未訳
Michelson-Morley Experiment Reappraised
aka “Scientists Claim: We Are Center of the Universe” (title of first appearance)
New Worlds #216, Sep 1979, Coma Publications
- 光の速度測定のマイケルソン・モーリーの実験結果の再解釈についての短文。初出時のタイトルはある意味ネタバレ。
- 「マイケルソン・モーリーの実験を再評価する」 飯田隆昭 訳／ジャストシステム 『フィリップ・K・ディックのすべて』 1996年
-
The Lucky Dog Pet Store
aka “Introduction to ‘The Golden Man’”
aka “Now Wait for This Year”
Foundation #17, Sep 1979, Science Fiction Foundation
- 自伝的エッセイ。ディック曰くこの文章を書いたことが「ヴァリス Valis (1981)」にも影響したとのこと。デビュー当時から現在までを振り返りつつ、SF論、神学論も交えた名 (迷) 文。1978年11月執筆。
- 短編集『The Golden Man (1980)』出版に先駆けて「Foundation #17, Sep 1979」に掲載されました。
- 「まえがき」 浅倉久志 訳／サンリオSF文庫 『ザ・ベスト・オブ・P・K・ディック III』 1984年
- 「まえがき」 浅倉久志 訳／ハヤカワ文庫SF 『ゴールデン・マン』 1992年
- 「『ゴールデン・マン』の序文」 飯田隆昭 訳／ジャストシステム 『フィリップ・K・ディックのすべて』 1996年
- 「まえがき」 浅倉久志 訳／ハヤカワ文庫SF 『ゴールデン・マン』 2008年
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Letter (September 3, 1975)
“L’effet science-fiction: a la recherche d’une définition”, edited by Grichka and Igor Bogdanoff, Robert Laffont, Nov 1979
- SFの定義について。フランス語訳が掲載されました。
- 未訳
1980
Story Notes
“The Golden Man”, edited by Mark Hurst, Berkley Books, Feb 1980
- 短編集『The Golden Man (1980)』に収録された作品メモ。収録作それぞれについてコメントしています。
- 「作品メモ」 浅倉久志 訳／サンリオSF文庫 『ザ・ベスト・オブ・P・K・ディック III』 1984年
- 「作品メモ」 浅倉久志 訳／サンリオSF文庫 『ザ・ベスト・オブ・P・K・ディック IV』 1985年
- 「作品メモ」 浅倉久志 訳／ハヤカワ文庫SF 『ゴールデン・マン』 1992年
- 「作品メモ」 浅倉久志 訳／ハヤカワ文庫SF 『まだ人間じゃない』 1992年
- 「作品メモ」 浅倉久志 訳／ハヤカワ文庫SF 『ゴールデン・マン』 2008年
- 「作品メモ」 浅倉久志 訳／ハヤカワ文庫SF 『まだ人間じゃない』 2008年
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Afterword
“The Golden Man”, edited by Mark Hurst, Berkley Books, Feb 1980
- 短編集『The Golden Man (1980)』のあとがき。
- 「あとがき」 浅倉久志 訳／サンリオSF文庫 『ザ・ベスト・オブ・P・K・ディック IV』 1985年
- 「あとがき」 浅倉久志 訳／ハヤカワ文庫SF 『まだ人間じゃない』 1992年
- 「あとがき」 浅倉久志 訳／ハヤカワ文庫SF 『まだ人間じゃない』 2008年
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Memoir
“Galaxy: Thirty Years of Innovative Science Fiction”, edited by Frederik Pohl , Martin H. Greenberg and Joseph D. Olander, Playboy Press, Mar 1980
- アメリカのSF雑誌『Galaxy』の創刊30周年を記念して編まれた同アンソロジーに再録された短編「おお！ ブローベルとなりて Oh, To Be a Blobel! (1980)」についてとGalaxy誌の思い出。
- 「フィリップ・K・ディックによる覚書」 浅倉久志 訳／創元SF文庫 『ギャラクシー 〈下〉』 1988年
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Predictions
“The Book of Predictions”, by David Wallechinsky, Amy Wallace, and Irving Wallace, William Morrow, Nov 1980
- デヴィッド・ワルチンスキー、エイミー・ウォレス、アーヴィング・ウォレス編『The Book of Predictions (1980)』にSF作家の予言としてポール・アンダースンやA・E・ヴァン・ヴォクトらとともにディックの予言も載っています。
- 「フィリップ・K・ディックの予言」 大出健 訳／二見書房 サラ・ブックス『ワルチン版 大予言者 Part 2』 1982年
- 「フィリップ・K・ディックの予言」 大出健 訳（抄訳）／二見書房 サラ・ブックス『ワルチン版 予言大全』 1990年
※1990年出版なので1990年以前の予言 (となぜか1995年の予言) は省略されています。 - 「『予言の書』におけるフィリップ・K・ディックの予言」 飯田隆昭 訳／ジャストシステム 『フィリップ・K・ディックのすべて』 1996年
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Author’s Afterword
“Science Fiction Origins”, edited by William F. Nolan and Martin H. Greenberg, Fawcett Popular Library, Dec 1980
- 長編小説のもととなった短編を集めた同アンソロジーに再録された短編「パーキー・パットの日々 The Days of Perky Pat (1963)」のあとがき。「パーキー・パットの日々」と『パーマー・エルドリッチの三つの聖痕 The Three Stigmata of Palmer Eldrich (1964)』の話。
- 未訳
1981
Universe Makers ... and Breakers
SelecTV Guide, Feb 15 - Mar 28, 1981
- ケーブルテレビ局 SelecTV のガイド誌に掲載。
- SF小説とSF映画について。この頃ディックは映画『ブレードランナー Blade Runner (1982)』のための脚本を読んで大いに不満があったようです。
- 「宇宙創造者と宇宙破壊者」 飯田隆昭 訳／ジャストシステム 『フィリップ・K・ディックのすべて』 1996年
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Headnote for “Beyond Lies the Wub”
aka “ The Soul of the Wub”
“First Voyages”, edited by Damon Knight, Martin H. Greenberg and Joseph D. Olander, Avon, May 1981
- 20人の作家の商業誌デビュー作を集めた同アンソロジーに再録された短編「ウーブ身重く横たわる Beyond Lies the Wub (1952)」のまえがき。
- 「『かなたにウーブ横たわりて』のための頭注」 飯田隆昭 訳／ジャストシステム 『フィリップ・K・ディックのすべて』 1996年
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Letter to Richard Geis (February 20, 1981)
Science Fiction Review #39, Summer 1981 (May 1981) (fanzine edited by Richard E. Geis)
- 同誌編集者リチャード・E・ガイスあての手紙。長編「ヴァリス Valis (1981)」に関するアーシュラ・ル・グインの発言に対しての反応。
- 「The Selected Letters of Philip K. Dick 1980-1982 (1998)」に収録。
- 未訳
Letter to Richard Geis (August 9, 1981)
Science Fiction Review #41, Winter 1981 (Nov 1981) (fanzine edited by Richard E. Geis)
- 同誌編集者リチャード・E・ガイスあての手紙。神への信仰とキリスト教の信仰について。
- 「The Selected Letters of Philip K. Dick 1980-1982 (1998)」に収録。
- 未訳
The Tagore Letter
aka “Another Passion”
Niekas #28, Nov 1981 (fanzine edited by Ed Meskys)
- 1981年9月23日付で同誌編集長のエド・メスキスに送った手紙。新しい救世主の話。同じ手紙を多くの人に送ったようです。Niekas #28には「Another Passion」の題で掲載されました。
- 「The Selected Letters of Philip K. Dick 1980-1982 (1998)」に収録。
- 「タゴール・レター」 阿部秀典 訳／ペヨトル工房 『ラスト・テスタメント ～P・K・ディックの最後の聖訓』 1990年
- 「タゴール・レター」 飯田隆昭 訳／ジャストシステム 『フィリップ・K・ディックのすべて』 1996年
-
My Definition of Science Fiction
Just: SF Vol.1 No.1, 1981 (fanzine edited by John Betancourt)
- 同誌編集者ジョン・ベタンコートへの1981年5月14日付の手紙。
- 「The Selected Letters of Philip K. Dick 1980-1982 (1998)」に収録。『The Collected Stories of Philip K. Dick, volume 1 (1987)』にも序文として収録されています。
- 「サイエンス・フィクションについての私の定義」 飯田隆昭 訳／ジャストシステム 『フィリップ・K・ディックのすべて』 1996年
-
1982
Brief von Philip K. Dick
Science Fiction Times, Juni 1982 (in Germany)
- 1980年2月2日付、同誌編集者のウーヴェ・アントンにあてた手紙。同氏によるドイツ語翻訳です。「The Acts of Paul」と思われる小説を執筆中との記述もあり。
- 未訳
Dick-Editors Correspondence
“The Eureka Years”, edited by Annette McComas, Bantam, Jun 1982
- ディックが編集者に送った1951年11月8日付の手紙(「ルーグ Roog (1953)」採用のお礼)と、1952年3月19日付の手紙(「おもちゃの戦争 The Little Movement (1952)」の修正稿送付の連絡)。それぞれの抜粋。
- 「Fantasy and Science Fiction」誌のバウチャー＆マッコーマス時代についての同アンソロジーには「おもちゃの戦争 The Little Movement (1952)」も再録されています。
- 手紙の全文は「The Selected Letters of Philip K. Dick 1938-1971 (1997)」に収録。
- 未訳
How to Write Science Fiction
“Transmutations: A Book of Personal Alchemy”, by Alexei Panshin, Elephant Books, Sep 1982
- “a collection of testimony”と副題がつけられた一編。ロバート・シェクリイ、デーモン・ナイト、アイザック・アシモフ、A・E・ヴァン・ヴォートとともに自らの執筆法について短くコメントしています。
- 未訳
1983
A Letter from Philip K. Dick: February 1, 1960
PKDS Pamphlet #1, Aug 1983 (edited by Paul Williams)
- Harcourt Brace出版の編集者エレノア・ディモフにあてた手紙。主流文学と執筆のプロセスについて。
- 「The Selected Letters of Philip K. Dick 1938-1971 (1997)」に収録。
- 未訳
※晶文社『戦争が終り、世界の終りが始まった』収録のポール・ウィリアムズによる「解題」の中で一部分が引用されています。齋藤健一 訳。
My Life in Stillness: White As Day
Last Wave #1, Oct 1983 (semiprozine edited by Scott Edelman)
- 詩。キルステン・ネルスン (レイ・ネルスンの妻) への手紙 (日付不明) からの引用。
- 未訳
1984
Afterword
“Dr. Adder”, by K. W. Jeter, Bluejay Books, Mar 1984
- K・W・ジーター著「ドクター・アダー Dr. Adder (1984)」のあとがき。1979年8月1日付。
- 「序文」黒丸尚 訳／ハヤカワ文庫SF『ドクター・アダー』 1990年 (原書では「Afterword」ですが、本書では「序文」として巻頭に収録されています。)
-
A Brief Excerpt from the Exegesis
PKDS Newsletter #3, Apr 1984 (edited by Paul Williams)
- 未訳
Letter to Gregg Rickman (June 26, 1981)
“Philip K. Dick: In His Own Words”, edited by Gregg Rickman, Fragments West / Valentine Press, Aug 1984
- 同書の編者グレッグ・リックマンへの手紙。
- 「The Selected Letters of Philip K. Dick 1980-1982 (1998)」に収録。
- 未訳
Letter to Gregg Rickman (June 29, 1981)
“Philip K. Dick: In His Own Words”, edited by Gregg Rickman, Fragments West / Valentine Press, Aug 1984
- 同書の編者グレッグ・リックマンへの手紙。
- 「The Selected Letters of Philip K. Dick 1980-1982 (1998)」に収録。
- 未訳
Letter to Joan (May 20, 1977)
PKDS Newsletter #4, Sep 1984 (edited by Paul Williams)
- 友人のジョアン・シンプソンへの手紙。
- 「The Selected Letters of Philip K. Dick 1977-1979 (1993)」に収録。
- 未訳
On a Cat Which Fell Three Stories and Survived
Last Wave #3, Summer 1984 (semiprozine edited by Scott Edelman)
- 詩。3番目の妻アンと娘のローラにあてた1977年12月24日付の手紙からの引用。
- 未訳
1985
Afterword
aka “Introduction to Dr. Bloodmoney”
“Dr. Bloodmoney”, Bluejay Books, Jan 1985
- 1979年執筆。
- 長編「ブラッドマネー博士 Dr. Bloodmoney (1965)」の1985年Bluejay Books版から追加されたあとがき。
- 「跋」 阿部重夫・阿部啓子 訳／サンリオSF文庫 『ブラッドマネー博士』 1987年
- 「『ブラッドマネー博士』の序文」 飯田隆昭 訳／ジャストシステム 『フィリップ・K・ディックのすべて』 1996年
-
Review of The Divine Invasion for Venom
The Patchin Review #7, Mar 1985 (fanzine edited by Charles Platt)
- 「他人の本を非難する前に自分を攻撃しなければならない」という方針の批評雑誌「Venom 」によせたディック自身による「聖なる侵入 The Divine Invasion (1981)」のレビュー。「Venom #3」のために書かれましたが、雑誌は出版されませんでした。
- チップディップ・Ｋ・キル Chipdip K. Kill 名義。このペンネームはジョン・スラデックがディックのパロディ作品「宇宙靴セールスマン Solar Shoe-Salesman (1973)」のときに使用したものです。 Ph*l*p K. D*ckというのもありました。
- 未訳
How to Build a Universe That Doesn’t Fall Apart Two Days Later
“I Hope I Shall Arrive Soon”, edited by Mark Hurst and Paul Williams, Doubleday, Jul 1985
- 1978年初頭に執筆された未発表の講演原稿。短編集『I Hope I Shall Arrive Soon (1985)』に序文として収録されました。
- 「二日たっても崩壊していない世界を創るために」 木村重樹 訳／青土社 ユリイカ 1991年1月号
- 「二日後に壊滅しない宇宙の創造法」 飯田隆昭 訳／ジャストシステム 『フィリップ・K・ディックのすべて』 1996年
-
1986
Letter to Mr. Hollis (December 16, 1949)
PKDS Newsletter #11, May 1986 (edited by Paul Williams)
- レコード店に勤めていたディックが当時の上司ハーブ・ホリスにあてた手紙 (ディック21歳の誕生日)。
- 「The Selected Letters of Philip K. Dick 1938-1971 (1997)」に収録。
- 未訳
Memoir
“Worlds of If: A Retrospective Anthology”, edited by Joseph D. Olander, Martin Harry Greenberg and Frederik Pohl, Bluejay Books, Sep 1986
- 同アンソロジーに再録された短編「ゴールデン・マン The Golden Man (1954)」の執筆当時の思い出と『If』誌について。
- 未訳
Philip K. Dick on Philosophy: A Brief Interview
aka “Philip K. Dick et la philosophie : une courte interview”
Yellow Submarine #41, Sep 1986 (in French) (fanzine edited by André-François Ruaud)
Niekas #36, 1988 (in English) (fanzine edited by Ed Meskys)
- 1980年1月に書簡によりおこなわれた評論家フランク・C・ベルトランによるインタビュー。SFについて、哲学への興味についてディックに聞いています。
- 「哲学を語るフィリップ・K・ディック、フランク・C・ベルトランとの短いインタビュー」 飯田隆昭 訳／ジャストシステム 『フィリップ・K・ディックのすべて』 1996年
-
An Excerpt from the Exegesis (1981)
PKDS Newsletter #12, Oct 1986 (edited by Paul Williams)
- 未訳
Letter from Philip K. Dick to His Agent (August 2, 1970)
PKDS Newsletter #12, Oct 1986 (edited by Paul Williams)
- ディックの出版エージェントだったスコット・メレディスへの手紙。
- 「The Selected Letters of Philip K. Dick 1938-1971 (1997)」に収録。
- 未訳
The Unpublished “Prescript” to Flow My Tears
PKDS Newsletter #12, Oct 1986 (edited by Paul Williams)
- 長編「流れよわが涙、と警官は言った Flow My Tears, the Policeman Said (1974)」について。おそらく1970年夏に執筆。
- 未訳
Transcript of a Séance
PKDS Newsletter #12, Oct 1986 (edited by Paul Williams)
- ジェームズ・A・パイク司教がおこなった、亡くなった息子の降霊会での覚え書き。1966年10月。
- 未訳
1987
A Letter to Patricia Warrick (September 11, 1978)
“Philip K. Dick: The Dream Connection”, edited by D. Scott Apel, Permanent Press, Mar 1987
- 評論家パトリシア・S・ウォリックへの手紙。
- 「The Selected Letters of Philip K. Dick 1977-1979 (1993)」に収録。
- 未訳
A Letter to Scott Apel (August 8, 1980)
“Philip K. Dick: The Dream Connection”, edited by D. Scott Apel, Permanent Press, Mar 1987
- 同書の編集者D・スコット・アペルへの手紙。
- 未訳
Thoughts on VALIS
New Pathways Into Science Fiction and Fantasy #7, Apr-May 1987 (fanzine edited by Michael G. Adkisson)
- 1979年3月5日付のジョン・B・ロスへの手紙からの抜粋。
- 未訳
Notes
“The Collected Stories of Philip K. Dick, volume 1-5”, Underwood-Miller, May 1987
- 短編集『The Best of Philip K. Dick (1977)』に収録の「著者による追想 Afterthoughts by the Author」、短編集『The Golden Man (1980)』に収録の「作品メモ Story Notes」およびいくつかの雑誌に載ったディック自身によるコメントから再構成されています。
- [引用元一覧]
- 未訳
Was Horselover Fat a Flake?
PKDS Newsletter #15, Aug 1987 (edited by Paul Williams)
- ディックの出版エージェント担当者ラッセル・ゲイレンへの1981年11月12日および1980年7月12日付の2通の手紙。
- 「The Selected Letters of Philip K. Dick 1980-1982 (1998)」に収録。
- 未訳
Cosmogony and Cosmology
“Cosmogony and Cosmology”, Kerosina Books, Nov 1987
- 1978年1月23日脱稿。ディック曰く「釈義」の要約のようなもの (といっても十分難解)。
- 未訳
※大瀧啓裕がエッセイ『悪魔のいない幻影』にて本作の要約をしています。『銀星倶楽部 12号』および創元SF文庫版『聖なる侵入 The Divine Invasion 』に収録。 -
1988
Notes on Do Androids Dream of Electric Sheep?
aka “PKD’s Blade Runner: 1968 Notes on How to Film Do Androids Dream of Electric Sheep?”
PKDS Newsletter #18, Aug 1988 (edited by Paul Williams)
- 「アンドロイドは電気羊の夢を見るか？ Do Androids Dream of Electric Sheep? (1968)」の映画化オプションを最初にとったバートラム・バーマン宛ての1968年5月21日付けの手紙の一部。デッカード役にグレゴリー・ペックを推薦しています。
- 「The Selected Letters of Philip K. Dick 1939-1971 (1997)」に収録。
- 「『アンドロイドは電気羊の夢を見るか？』に関するノート」 飯田隆昭 訳／ジャストシステム 『フィリップ・K・ディックのすべて』 1996年
-
Dick on Dick
New Pathways Into Science Fiction and Fantasy #12, Oct 1988 (fanzine edited by Michael G. Adkisson)
- ディック筆の手紙から抜粋。
- 未訳
The Dark Haired Girl
aka “Kathy-Jamis-Linda”
aka “The Dark Haired Girl: A Search for the Authentic Human Being”
aka “The Mantis: A Flight from the Reflex Machine”
aka “The Dark Haired Girl: A Search fot the Other”
“The Dark Haired Girl”, Mark V. Ziesing, Dec 1988
- 1972年執筆。同年の3月のカナダでの自殺未遂から始まって、同年10月のテッサ (翌年結婚し五番目の妻となる) との交際・同棲までを自伝的に綴ったエッセイ。
- 未訳
(Untitled Poem)
aka “Hey, dumb little girls”
“The Dark Haired Girl”, Mark V. Ziesing, Dec 1988
- 1972年の春から初夏ごろ執筆された詩。タイトルがつけられてないため、一行目をタイトルとして扱う場合もあります。
- 未訳
Letter to Edgar Dick (September 8, 1973)
“The Dark Haired Girl”, Mark V. Ziesing, Dec 1988
- 父ジョセフ・エドガー・ディックにあてた手紙。
- 「The Selected Letters of Philip K. Dick 1972-1973 (1994)」に収録。
- 未訳
Letter to Edgar Dick (September 9, 1973)
“The Dark Haired Girl”, Mark V. Ziesing, Dec 1988
- 父ジョセフ・エドガー・ディックにあてた手紙。
- 「The Selected Letters of Philip K. Dick 1972-1973 (1994)」に収録。
- 未訳
Letter to Laura Archer Dick and Joe (July 9, 1981)
“The Dark Haired Girl”, Mark V. Ziesing, Dec 1988
- 3番目の妻アンとの間の娘ローラ・アーチャーと夫のジョー・コエーリョにあてた手紙。
- 「The Selected Letters of Philip K. Dick 1980-1982 (1998)」に収録。
- 未訳
Letter to David Hartwell (May 21, 1981)
Forced Exposure #13, Winter 1988
- Timescape Booksの編集者デヴィッド・G・ハートウェルへの手紙。ディックの次回作「The Owl in Daylight」と思われる小説の内容について。記事のタイトルはズバリ“The Owl in Daylight”。
- 「The Selected Letters of Philip K. Dick 1980-1982 (1998)」に収録。
- 未訳
1990
Notes (Possibly Contaminated) on an “Information Virus”
PKDS Newsletter #24, May 1990 (edited by Paul Williams)
- ブリッグ・エリオットへの1981年4月15日付の手紙から。
- 「The Selected Letters of Philip K. Dick 1980-1982 (1998)」に収録。
- 未訳
1991
The Life of an S-F Writer
PKDS Newsletter #26, Apr 1991 (edited by Paul Williams)
- ファンジン『Galactic Outpost』編集者リッチー・ベニョにあてた1962年12月10日付の手紙。
- 未訳
1992
Comments on Confessions of a Crap Artist
PKDS Newsletter #29, Sep 1992 (edited by Paul Williams)
- 1981年3月にジョン・ブーンストラによっておこなわれたインタビューより。「ジャック・イジドアの告白 Confessions of a Crap Artist (1975)」について。
- 未訳
Letter to Mr. Haas (September 16, 1954)
PKDS Newsletter #29, Sep 1992 (edited by Paul Williams)
- （当時）衰退しつつあるファンタジーというジャンルについての手紙。ディックにとってのファンタジーとは。ハース氏が誰なのかはよくわかりません。
- 「The Selected Letters of Philip K. Dick 1938-1971 (1997)」に収録。
- 未訳
A Letter to Anthony Boucher (April 25, 1962)
PKDS Newsletter #30, Dec 1992 (edited by Paul Williams)
- アントニー・バウチャーへの手紙。バウチャーの体調を気遣うところから始まり、ディック自身の精神的悩みの遍歴（子供時代から現在まで）をつづる内容です。実存療法の話も。
- 「The Selected Letters of Philip K. Dick 1938-1971 (1997)」に収録。
- 未訳
1995
Biographical Material on Philip K. Dick (1968)
“The Shifting Realities of Philip K. Dick”, edited by Lawrence Sutin, Pantheon Books, Jan 1995
- 1968年執筆。出版社のために用意したと思われる宣材。自分のことを「熱狂的な女性好き」とかいってます。
- 「フィリップ・K・ディックに関する伝記的資料 (1968)」 飯田隆昭 訳／ジャストシステム 『フィリップ・K・ディックのすべて』 1996年
-
Biographical Material on Philip K. Dick (1972)
“The Shifting Realities of Philip K. Dick”, edited by Lawrence Sutin, Pantheon Books, Jan 1995
- 1972年執筆。これまでの賞歴やいろいろなところでの高い評価などを紹介。文中で執筆中と書かれている「キャシー・ジャミス・リンダ」は“The Dark-Haired Girl (1988)”のことだと思われます。
- 「フィリップ・K・ディックに関する伝記的資料 (1972)」 飯田隆昭 訳／ジャストシステム 『フィリップ・K・ディックのすべて』 1996年
-
Biographical Material on Philip K. Dick (1973)
“The Shifting Realities of Philip K. Dick”, edited by Lawrence Sutin, Pantheon Books, Jan 1995
- 1973年執筆。自身の根本にある反体制的な思想を紹介。
- 「フィリップ・K・ディックに関する伝記的資料 (1973)」 飯田隆昭 訳／ジャストシステム 『フィリップ・K・ディックのすべて』 1996年
-
Book Review of The Cybernetic Imagination in Science Fiction
“The Shifting Realities of Philip K. Dick”, edited by Lawrence Sutin, Pantheon Books, Jan 1995
- 1980年執筆。パトリシア・S・ウォリック著『サイバネティックSFの誕生 The Cybernetic Imagination in Science Fiction (1980)』の未発表の書評。一言でいうと「ほっといてくれ」
- 『サイバネティックSFの誕生』はジャストシステムから邦訳が出版されました (斉藤健一 訳・1995年)。
- 「書評『サイバネティックSFの誕生』」 飯田隆昭 訳／ジャストシステム 『フィリップ・K・ディックのすべて』 1996年
-
Selections from the Exegesis
“The Shifting Realities of Philip K. Dick”, edited by Lawrence Sutin, Pantheon Books, Jan 1995
- 「釈義」の中から1975年から1980年に書かれた11編を抜粋。うち2編にはディック自身によりタイトルがつけられています。「Outline in Abstract Form of a New Model of Reality Updating Historic Models, in Particular Those of Gnosticism and Christianity (1977)」「The Ultra Hidden (Cryptic) Doctrine: The Secret Meaning of the Great System of Theosophy of the World, Openly Revealed for the First Time (1980)」
- 未訳
2002
Vague New Theology
PKD Otaku #7, Nov 2002 (fanzine edited by Patrick Clark)
- 長編「The Hour of the T.E.N.C.H」のアウトライン「Notes on the “Tench” Novel」 (1968年執筆)からの抜粋。神学考察の部分。
- 「The Hour of the T.E.N.C.H」は「死の迷路 A Maze of Death (1970)」として出版されました。
- 未訳
2003
Letter to Cathy Meyer (October 1, 1981)
PKD Otaku #8, Jan 2003 (fanzine edited by Patrick Clark)
- キャシー・メイヤーへの手紙。映画『ブレードランナー Blade Runner』の話や「ヴァリス Valis (1981)」の売れ行きの話など。
- 「The Selected Letters of Philip K. Dick 1980-1982 (1998)」には“Cathy Workman”宛てとして収録されています。
- 未訳
Letter to Terry Carr (November 11, 1968)
PKD Otaku #9, Apr 2003 (fanzine edited by Patrick Clark)
- Ace Booksの編集者テリー・カーにあてた手紙。ジョン・ブラナーの「The Jagged Orbit (1969)」の感想。
- 未訳
Letter to John Brunner (December 7, 1968)
PKD Otaku #9, Apr 2003 (fanzine edited by Patrick Clark)
- ジョン・ブラナーへあてた「The Jagged Orbit (1969)」の感想。
- 未訳
2005
Letter to Shokichi Kawaguchi (December 8, 1968)
PKD Otaku #14, Aug 2005 (fanzine edited by Patrick Clark)
- 「高い城の男 The Man in the High Castle (1962)」の翻訳をした川口正吉氏にあてた手紙。いろいろ質問しています。
- 未訳
2006
Letter to Scott Meredith (October 22, 1968)
PKD Otaku #16, Jun 2006 (fanzine edited by Patrick Clark)
- 出版エージェントのスコット・メレディスにあてた手紙。Ace Booksの編集者ドナルド・A・ウォルハイムから新しい本の打診を受け相談しています。
- 未訳
Letter to Donald Wollheim (October 22, 1968)
PKD Otaku #16, Jun 2006 (fanzine edited by Patrick Clark)
- Ace Booksの編集者ドナルド・A・ウォルハイムにあてた手紙。新しい本の打診について相談。
- 未訳
Letter to Terry Carr (November 13, 1968)
PKD Otaku #16, Jun 2006 (fanzine edited by Patrick Clark)
- Ace Booksの編集者テリー・カーにあてた手紙。短編集『The Preserving Machine (1969)』についてなど。
- 未訳
Letter to Roger Zelazny (November 13, 1968)
PKD Otaku #17, Sep 2006 (fanzine edited by Patrick Clark)
- 作家ロジャー・ゼラズニイにあてた手紙。ゼラズニイ作「光の王 Lord of Light (1967)」の感想。
- 未訳
2009
A Word from Philip K. Dick
“This Mortal Mountain: The Collected Stories of Roger Zelazny Vol.3”, NESFA Press, Jun 2009
- 1967年12月2日付のディックからロジャー・ゼラズニイへの手紙より。ゼラズニイの短編「A Hand Across the Galaxy (1967)」に対してのコメント (クリストファー・S・コヴァックス補筆)。ゼラズニイの短編集『This Mortal Mountain (2009)』に収録。
- 未訳
