フィリップ・K・ディック
短編作品リスト

アメリカのSF作家フィリップ・K・ディック Philip K. Dick (1928.12.16-1982.3.2) の短編作品およびその邦訳のリストです。 ※ほぼ発表順

(長編と短編の区分けについて)：当サイトでは1冊の本として出版されたものを「長編」、雑誌・短篇集・アンソロジーなどに収録されて出版されたものを「短編」としています。雑誌連載作品は長編として扱います。

1952

Beyond Lies the Wub

Planet Stories vol.5 #7, Jul 1952, Love Romances Publishing

Project Gutenberg Link

「輪廻の豚」仁賀克雄訳／盛光社奇想天外 1974年9月号
「輪廻の豚」仁賀克雄訳／ハヤカワ文庫NV 『地図にない町』 1976年
「彼処にウーブ横たわりて」鈴木聡訳／サンリオSF文庫『ザ・ベスト・オブ・P・K・ディック I 』 1983年
「ウーブ身重く横たわる」大森望訳／ハヤカワ文庫SF 『パーキー・パットの日々』 1991年
「ウーブ身重く横たわる」大森望訳／ハヤカワ文庫SF 『アジャストメント』 2011年
「ウーブ身重く横たわる」大森望訳／ハヤカワ文庫JA 『誤解するカド／ファーストコンタクトSF傑作選』 2017年

The Gun

Planet Stories vol.5 #8 , Sep 1952, Love Romances Publishing

Project Gutenberg Link

「巨砲」鎌田三平訳／早川書房 SFマガジン 1974年8月号
「自動砲」仁賀克雄訳／ちくま文庫『ウォー・ゲーム』 1992年

The Skull

If vol.1 #4, Sep 1952, Quinn Publishing

Project Gutenberg Link

「髑髏」仁賀克雄訳／現代教養文庫『ウォー・ヴェテラン』 1992年
「髑髏」仁賀克雄訳／論創社ダーク・ファンタジー・コレクション 10 『髑髏』 2009年

The Little Movement

Fantasy and Science Fiction (#18), Nov 1952, Fantasy House

「おもちゃの戦争」仁賀克雄訳／ハヤカワ文庫NV 『地図にない町』 1976年

1953

The Defenders

Galaxy Science Fiction vol.5 #4, Jan 1953, Galaxy Publishing

長編「最後から二番目の真実 The Penultimate Truth (1964)」に流用。
Project Gutenberg Link

「地球防衛軍」浅倉久志訳／新潮文庫『永久戦争』 1993年
「地球防衛軍」浅倉久志訳／ハヤカワ文庫SF 『トータル・リコール』 2012年

Mr. Spaceship

Imagination #15, Jan 1953, Greenleaf Publishing

Project Gutenberg Link

「ミスター・スペースシップ」大森望訳／ハヤカワ文庫SF 『トータル・リコール』 2012年

Piper in the Woods

Imagination #16, Feb 1953, Greenleaf Publishing

短編映画『The Pipers (2013)』 (アマール・キュテーヌ監督) の原作。
短編映画『Piper in the Woods (2016)』 (マシュー・ラミレス監督) の原作。
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「森の中の笛吹き」仁賀克雄訳／早川書房 SFマガジン 1975年3月号
「森の中の笛吹き」仁賀克雄訳／ハヤカワ文庫NV 『地図にない町』 1976年

Roog

aka “Friday Morning” (original title)

Fantasy and Science Fiction (#21), Feb 1953, Fantasy House

「侵入者」仁賀克雄訳／早川書房ミステリマガジン 1977年7月号
「ルーグ」鈴木聡訳／サンリオSF文庫『ザ・ベスト・オブ・P・K・ディック I 』 1983年
「ルーグ」大森望訳／ハヤカワ文庫SF 『パーキー・パットの日々』 1991年
「ルーグ」大森望訳／扶桑社ミステリー『幻想の犬たち』 1999年
「ルーグ」大森望訳／ハヤカワ文庫SF 『アジャストメント』 2011年

The Infinites

Planet Stories vol.5 #12, May 1953, Love Romances Publishing

「造物主」仁賀克雄訳／現代教養文庫『ウォー・ヴェテラン』 1992年
「造物主」仁賀克雄訳／論創社ダーク・ファンタジー・コレクション 10 『髑髏』 2009年

Second Variety

Space Science Fiction vol.1 #6, May 1953, Space Publications

2004年レトロヒューゴー賞ノヴェレット部門ノミネート
映画『スクリーマーズ Screamers (1995)』 (クリスチャン・デュゲイ監督) の原作。
映画『Screamers: The Hunting (2009)』 (シェルドン・ウィルソン監督) の原案。
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「変種第二号」仁賀克雄訳／早川書房ミステリマガジン 1978年10月号
「人間狩り」仁賀克雄訳／集英社ワールドSFシリーズ『人間狩り』 1982年
「変種第二号」友枝康子訳／サンリオSF文庫『ザ・ベスト・オブ・P・K・ディック I 』 1983年
「変種第二号」友枝康子訳／ハヤカワ文庫SF 『パーキー・パットの日々』 1991年
「人間狩り」仁賀克雄訳／ちくま文庫『人間狩り』 1991年
「変種第二号」友枝康子訳／光文社『贈る物語 Terror(テラー)』 2002年
「人間狩り」仁賀克雄訳／論創社ダーク・ファンタジー・コレクション 1 『人間狩り』 2006年
「変種第二号」友枝康子訳／光文社文庫『贈る物語 Terror(テラー) みんな怖い話が大好き』 2006年
「変種第二号」若島正訳／ハヤカワ文庫SF 『変種第二号』 2014年

The World She Wanted

Science Fiction Quarterly vol.2 #3, May 1953, Columbia Publications

「世界のすべては彼女のために」橋本潤訳／アトリエサード『PKD博覧会』 1996年
「彼女が望んだ世界」大森望訳／集英社 kotoba 2018年春号

Colony

Galaxy Science Fiction vol.6 #3, Jun 1953, Galaxy Publishing

「植民地」遠山勝夫訳／早川書房ミステリマガジン 1970年8月号
「植民地」仁賀克雄訳／ハヤカワ文庫NV 『幻想と怪奇 1 』 1975年
「宇宙の恐怖」各務三郎訳／朝日ソノラマ少年少女怪奇の世界6 『異次元』 1975年
「植民地」仁賀克雄訳／集英社ワールドSFシリーズ『人間狩り』 1982年
「植民地」大瀧啓裕訳／サンリオSF文庫『ザ・ベスト・オブ・P・K・ディック I 』 1983年
「植民地」大瀧啓裕訳／ハヤカワ文庫SF 『パーキー・パットの日々』 1991年
「植民地」仁賀克雄訳／ちくま文庫『人間狩り』 1991年
「植民地」仁賀克雄訳／ハヤカワ文庫NV 『幻想と怪奇ポオ蒐集家』 2005年
「植民地」仁賀克雄訳／論創社ダーク・ファンタジー・コレクション 10 『髑髏』 2009年

The Cookie Lady

Fantasy Fiction vol.1 #2, Jun 1953, Future Publications

「クッキーばあさん」秋津宏之訳／早川書房ミステリマガジン 1971年1月号
「妖婆の家」曾根忠穂訳／朝日ソノラマ少年少女怪奇の世界3 『魔女』 1975年
「クッキーばあさん」仁賀克雄訳／ハヤカワ文庫NV 『地図にない町』 1976年

The Eyes Have It

Science Fiction Stories #1, Jun 1953, Columbia Publications

Project Gutenberg Link

「あんな目はごめんだ」浅倉久志訳／新潮文庫『模造記憶』 1989年
「あんな目はごめんだ」浅倉久志訳／ハヤカワ文庫SF 『変数人間』 2013年
「目はそれを持っている」柴田元幸訳／研究社英文精読教室第6巻『ユーモアを味わう』 2022年

Imposter

Astounding Science Fiction vol.51 #4, Jun 1953, Street & Smith Publications

英テレビシリーズ『Out of This World (1962)』第4話「Imposter」の原作。
伊テレビシリーズ『Il fascino dell’insolito (1980-1982)』シーズン2 第3話「Impostore」の原作。
漫画「にせもの」の原作 (のだしげる画。月刊少年ジャンプ特別増刊『ミステリージャンプ』 (1991) に掲載)。
映画『クローン Imposter (2002)』 (ゲイリー・フレダー監督) の原作。

「外来者」下島連訳／東京元々社宇宙科学小説シリーズ1 『宇宙恐怖物語』 1957年
「にせ者」福島正美訳／ハヤカワSFシリーズ『宇宙恐怖物語』 1962年
「にせ者」福島正美訳／早川書房世界SF全集32 『世界のSF(短篇集) 現代篇』 1969年
「にせもの」福島正美訳／講談社世界の名作怪奇館7 SF編『壁の中のアフリカ』 1970年
「にせ者」福島正美訳／芳賀書店ハガSFシリーズ『破滅の日』 1973年
「にせもの」福島正美訳／講談社世界の怪談7 SF編『宇宙からきたひる』 1973年
「にせ者」福島正美訳／講談社文庫『人間を超えるもの』 1975年
「偽者」仁賀克雄訳／集英社ワールドSFシリーズ『人間狩り』 1982年
「贋者」鈴木聡訳／サンリオSF文庫『ザ・ベスト・オブ・P・K・ディック I 』 1983年
「にせもの」大森望訳／ハヤカワ文庫SF 『パーキー・パットの日々』 1991年
「偽者」仁賀克雄訳／ちくま文庫『人間狩り』 1991年
「にせもの」大森望訳／光文社『ロボット・オペラ』 2004年
「偽者」仁賀克雄訳／論創社ダーク・ファンタジー・コレクション 1 『人間狩り』 2006年
「にせもの」福島正美訳／講談社『齋藤孝のイッキによめる！名作選小学生のためのこわい話・ふしぎな話』 2007年
「にせもの」大森望訳／ハヤカワ文庫SF 『アジャストメント』 2011年
「なりかわり」品川亮訳／ちくま文庫『トラウマ文学館／ひどすぎるけど無視できない12の物語』 2019年

Martians Come in Clouds

aka “The Buggies” (original title)

Fantastic Universe vol.1 #1, Jun-Jul 1953, King-Size Pubs

「火星人襲来」仁賀克雄訳／現代教養文庫『ウォー・ヴェテラン』 1992年
「火星人襲来」仁賀克雄訳／論創社ダーク・ファンタジー・コレクション 10 『髑髏』 2009年

Paycheck

Imagination #19, Jun 1953, Greenleaf Publishing

映画『ペイチェック Paycheck (2003)』 (ジョン・ウー監督) の原作。

「報酬」汀一弘訳／サンリオSF文庫『ザ・ベスト・オブ・P・K・ディック I 』 1983年
「報酬」浅倉久志訳／ハヤカワ文庫SF 『パーキー・パットの日々』 1991年
「ペイチェック」浅倉久志訳／ハヤカワ文庫SF 『ペイチェック』 2004年
「ペイチェック」浅倉久志訳／ハヤカワ文庫SF 『変数人間』 2013年

The Preserving Machine

Fantasy and Science Fiction (#25), Jun 1953, Fantasy House

「名曲永久保存法」仁賀克雄訳／ハヤカワ文庫NV 『地図にない町』 1976年

Expendable

aka “He Who Waits” (original title)

Fantasy and Science Fiction (#26), Jul 1953, Fantasy House

「消耗員」安田均訳／奇想天外社奇想天外 1981年8月号
「消耗員」安田均訳／サンリオSF文庫『ザ・ベスト・オブ・P・K・ディック I 』 1983年
「消耗品」仁賀克雄訳／北宋社『顔のない博物館』 1983年
「消耗員」浅倉久志訳／ハヤカワ文庫SF 『パーキー・パットの日々』 1991年
「消耗品」仁賀克雄訳／論創社ダーク・ファンタジー・コレクション 10 『髑髏』 2009年
「消耗員」浅倉久志訳／ハヤカワ文庫SF 『アジャストメント』 2011年

The Cosmic Poachers

aka “Burglar” (original title)

Imagination #20, Jul 1953, Greenleaf Publishing

「不法侵入者」関口幸男訳／早川書房 SFマガジン 1970年5月号
「不法侵入者」大森望訳／ハヤカワ文庫SF 『人間以前』 2014年

The Indefatigable Frog

Fantastic Story Magazine vol.6 #1, Jul 1953, Best Books

「不屈の蛙」浅倉久志訳／徳間書店 SFアドベンチャー 1982年3月号
「根気のよい蛙」仁賀克雄訳／北宋社『顔のない博物館』 1983年
「根気のよい蛙」仁賀克雄訳／朝日ソノラマ文庫海外シリーズ『ウォー・ゲーム』 1985年
「不屈の蛙」浅倉久志訳／新潮文庫『模造記憶』 1989年
「根気のよい蛙」仁賀克雄訳／論創社ダーク・ファンタジー・コレクション 10 『髑髏』 2009年
「不屈の蛙」浅倉久志訳／ハヤカワ文庫SF 『変数人間』 2013年

The Commuter

Amazing Stories vol.27 #6, Aug-Sep 1953, Ziff-Davis Publishing

テレビシリーズ『フィリップ・K・ディックのエレクトリック・ドリームズ Philip K. Dick’s Electric Dreams (2017-2018)』第3話「地図にない町 The Commuter」の原作。

「地図にない町」仁賀克雄訳／早川書房ミステリマガジン 1975年8月号
「地図にない町」仁賀克雄訳／ハヤカワ文庫NV 『地図にない町』 1976年
「地図にない町」荒俣宏・武内孝夫翻案／学習研究社『世界の恐怖怪談』 1977年
「地図にない町」仁賀克雄訳／角川文庫『有栖川有栖の鉄道ミステリ・ライブラリー』 2004年
「地図にない町」大森望訳／SFマガジン 2014年10月号
「地図にない町」大森望訳／ハヤカワ文庫SF 『人間以前』 2014年

Out in the Garden

Fantasy Fiction vol.1 #3, Aug 1953, Future Publications

「レダと白鳥」仁賀克雄訳／早川書房ミステリマガジン 1975年3月号
「レダと白鳥」仁賀克雄訳／ハヤカワ文庫NV 『地図にない町』 1976年

Great C

Cosmos Science Fiction and Fantasy vol.1 #1, Sep 1953, Star Publications

長編「怒りの神 Deus Irae (1976)」に流用。
短編VR作品『Great C (2018)』 (スティーヴ・ミラー監督) の原作。

「グレートC」山本俊子訳／盛光社奇想天外 1974年6月号
「偉大なる神」仁賀克雄訳／集英社ワールドSFシリーズ『人間狩り』 1982年
「偉大なる神」仁賀克雄訳／ちくま文庫『ウォー・ゲーム』 1992年

The King of the Elves

aka “Shadrach Jones and the Elves” (original title)

Beyond Fantasy Fiction vol.1 #2, Sep 1953, Galaxy Publishing

「小人の王」仁賀克雄訳／北宋社『顔のない博物館』 1983年
「妖精の王」山形叶子訳／サンリオSF文庫『ザ・ベスト・オブ・P・K・ディック III 』 1984年
「矮人の王」仁賀克雄訳／朝日ソノラマ文庫海外シリーズ『ウォー・ゲーム』 1985年
「妖精の王」浅倉久志訳／ハヤカワ文庫SF 『ゴールデン・マン』 1992年
「妖精の王」浅倉久志訳／ハヤカワ文庫SF 『ゴールデン・マン』 2008年
「矮人の王」仁賀克雄訳／論創社ダーク・ファンタジー・コレクション 10 『髑髏』 2009年
「妖精の王」浅倉久志訳／ハヤカワ文庫SF 『人間以前』 2014年

The Trouble with Bubbles

aka “Plaything” (original title)

If vol.2 #4, Sep 1953, Quinn Publishing

「世界をわが手に」大森望訳／早川書房 SFマガジン 1998年1月号
「世界をわが手に」大森望訳／ハヤカワ文庫SF 『マイノリティ・リポート』 1999年
「世界をわが手に」大森望訳／ハヤカワ文庫SF 『トータル・リコール』 2012年

The Variable Man

Space Science Fiction vol.2 #2, Sep 1953, Space Publications

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「変数人間」浅倉久志訳／新潮文庫『永久戦争』 1993年
「変数人間」浅倉久志訳／ハヤカワ文庫SF 『変数人間』 2013年

The Impossible Planet

aka “Legend” (original title)

Imagination #23, Oct 1953, Greenleaf Publishing

テレビシリーズ『フィリップ・K・ディックのエレクトリック・ドリームズ Philip K. Dick’s Electric Dreams (2017-2018)』第2話「ありえざる星 Impossible Planet」の原作。

「ありえざる星」仁賀克雄訳／ハヤカワ文庫NV 『地図にない町』 1976年

Planet for Transients

aka “The Itinerants” (original title)

Fantastic Universe vol.1 #3, Oct-Nov 1953, King-Size Pubs

長編「怒りの神 Deus Irae (1976)」に流用。

「訪問者」浅倉久志訳／新潮文庫『悪夢機械』 1987年
「訪問者」浅倉久志訳／ハヤカワ文庫SF 『トータル・リコール』 2012年

Some Kind of Life

aka “The Beleagured” (original title)

Fantastic Universe vol.1 #3, Oct-Nov 1953, King-Size Pubs

リチャード・フィリップス Richard Phillipps 名義。掲載誌に「Planet for Transients」も同時に載ったためペンネームを使用したと思われます。

「生活必需品」仁賀克雄訳／現代教養文庫『ウォー・ヴェテラン』 1992年
「生活必需品」仁賀克雄訳／論創社ダーク・ファンタジー・コレクション 10 『髑髏』 2009年

The Builder

Amazing Stories vol.27 #8, Dec 1953-Jan 1954, Ziff-Davis Publishing

「建造者」仁賀克雄訳／早川書房ミステリマガジン 1970年6月号
「あてのない船」仁賀克雄訳／ハヤカワ文庫NV 『地図にない町』 1976年

The Hanging Stranger

Science Fiction Adventures vol.2 #1, Dec 1953, Future Publications

テレビシリーズ『フィリップ・K・ディックのエレクトリック・ドリームズ Philip K. Dick’s Electric Dreams (2017-2018)』第7話「よそ者を殺せ Kill All Others」の原作。
Project Gutenberg Link

「見知らぬ首吊り人」仁賀克雄訳／早川書房ミステリマガジン 1976年9月号
「見知らぬ首つり男」荒俣宏・武内孝夫翻案／学習研究社『世界の恐怖怪談』 1977年
「ハンギング・ストレンジャー」仁賀克雄訳／北宋社『顔のない博物館』 1983年
「ハンギング・ストレンジャー」仁賀克雄訳／朝日ソノラマ文庫海外シリーズ『ウォー・ゲーム』 1985年
「ハンギング・ストレンジャー」仁賀克雄訳／ちくま文庫『人間狩り』 1991年
「ハンギング・ストレンジャー」仁賀克雄訳／論創社ダーク・ファンタジー・コレクション 1 『人間狩り』 2006年
「吊されたよそ者」大森望訳／ハヤカワ文庫SF 『トータル・リコール』 2012年

Project; EARTH

aka “One Who Stole” (original title)

Imagination #25, Dec 1953, Greenleaf Publishing

「地球乗っ取り計画」仁賀克雄訳／朝日ソノラマ文庫海外シリーズ『宇宙の操り人形』 1984年
「地球乗っ取り計画」仁賀克雄訳／ちくま文庫『宇宙の操り人形』 1992年

Tony and the Beetles

aka “Retreat from Rigel” (Australian title in 1958)

Orbit Science Fiction vol.1 #2, Dec 1953, Hanro Corp

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「トニーとかぶと虫」仁賀克雄訳／現代教養文庫『ウォー・ヴェテラン』 1992年
「トニーとかぶと虫」仁賀克雄訳／論創社ダーク・ファンタジー・コレクション 10 『髑髏』 2009年

1954

Beyond the Door

aka “The Cuckoo Clock” (original title)

Fantastic Universe vol.1 #4, Jan 1954, King-Size Pubs

短編映画『Beyond the Door (2011)』 (マシュー・マンダラーノ監督) の原作。
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「開き戸の向うに」仁賀克雄訳／早川書房ミステリマガジン 1978年10月号
「ドアの向うで」仁賀克雄訳／北宋社『顔のない博物館』 1983年
「ドアの向うで」仁賀克雄訳／朝日ソノラマ文庫海外シリーズ『ウォー・ゲーム』 1985年
「ドアの向うで」仁賀克雄訳／ちくま文庫『ウォー・ゲーム』 1992年

The Crystal Crypt

Planet Stories vol.6 #4, Jan 1954, Love Romances Publishing

短編映画『The Crystal Crypt (2013)』 (シャハブ・ザガリ監督) の原作。
Project Gutenberg Link

「火星潜入」浅倉久志訳／ハヤカワ文庫SF 『マイノリティ・リポート』 1999年
「火星潜入」浅倉久志訳／ハヤカワ文庫SF 『変種第二号』 2014年

A Present for Pat

Startling Stories vol.31 #2, Jan 1954, Better Publications

「パットへの贈り物」仁賀克雄訳／集英社ワールドSFシリーズ『人間狩り』 1982年
「パットへの贈り物」仁賀克雄訳／ちくま文庫『ウォー・ゲーム』 1992年

Prize Ship

aka “Globe from Ganymede” (original title)

Thrilling Wonder Stories vol.43 #2, Winter 1954 (Jan 1954), Standard Magazines

「戦利船」大森望訳／ハヤカワ文庫SF 『変種第二号』 2014年

The Short Happy Life of the Brown Oxford

aka “Left Shoe, My Foot” (original title)

Fantasy and Science Fiction (#32), Jan 1954, Fantasy House

「万物賦活法」仁賀克雄訳／ハヤカワ文庫NV 『地図にない町』 1976年

The Golden Man

aka “The God Who Runs” (original title)

If vol.3 #2, Apr 1954, Quinn Publishing

映画『NEXT ～ネクスト～ Next (2007)』 (リー・タマホリ監督) の原作。

「金色人」斎藤伯好訳／早川書房 SFマガジン 1965年3月号
「ゴールデン・マン」仁賀克雄訳／集英社ワールドSFシリーズ『人間狩り』 1982年
「ゴールデン・マン」友枝康子訳／サンリオSF文庫『ザ・ベスト・オブ・P・K・ディック III 』 1984年
「ゴールデン・マン」仁賀克雄訳／ちくま文庫『人間狩り』 1991年
「ゴールデン・マン」友枝康子訳／ハヤカワ文庫SF 『ゴールデン・マン』 1992年
「ゴールデン・マン」友枝康子訳／ハヤカワ文庫SF 『ゴールデン・マン』 2008年
「ゴールデン・マン」若島正訳／ハヤカワ文庫SF 『変種第二号』 2014年

Jon’s World

aka “Jon” (original title)

“Time to Come” edited by August Derleth, Farrar, Strauss & Young, Apr 1954

James P. Crow

Planet Stories vol.6 #6, May 1954, Love Romances Publishing

「ジェイムズ・P・クロウ」浅倉久志訳／ハヤカワ文庫SF 『マイノリティ・リポート』 1999年
「ジェイムズ・P・クロウ」浅倉久志訳／ハヤカワ文庫SF 『小さな黒い箱』 2014年

Small Town

aka “Engineer” (original title)

Amazing Stories vol.28 #2, May 1954, Ziff-Davis Publishing

「小さな町」川又千秋訳／早川書房 SFマガジン 1971年10月号
「小さな町」小川隆訳／サンリオSF文庫『ザ・ベスト・オブ・P・K・ディック IV 』 1985年
「小さな町」小川隆訳／ハヤカワ文庫SF 『まだ人間じゃない』 1992年
「小さな町」小川隆訳／ハヤカワ文庫SF 『ペイチェック』 2004年
「小さな町」小川隆訳／ハヤカワ文庫SF 『まだ人間じゃない』 2008年

Survey Team

Fantastic Universe vol.1 #6, May 1954, King-Size Pubs

「探査班」仁賀克雄訳／奇想天外社奇想天外 1979年3月号
「火星探査班」仁賀克雄訳／集英社ワールドSFシリーズ『人間狩り』 1982年
「火星探査班」仁賀克雄訳／ちくま文庫『人間狩り』 1991年
「火星探査班」 (抜粋) 仁賀克雄訳／筑摩書房『燐寸文学全集』 1993年
「火星探査班」仁賀克雄訳／論創社ダーク・ファンタジー・コレクション 1 『人間狩り』 2006年

Prominent Author

If vol.3 #3, May 1954, Quinn Publishing

「有名作家」仁賀克雄訳／ちくま文庫『ウォー・ゲーム』 1992年

Sales Pitch

Future Science Fiction vol.5 #1, Jun 1954, Columbia Publications

テレビシリーズ『フィリップ・K・ディックのエレクトリック・ドリームズ Philip K. Dick’s Electric Dreams (2017-2018)』第4話「クレイジー・ダイアモンド Crazy Diamond」の原作。

「CM地獄」浅倉久志訳／サンリオSF文庫『ザ・ベスト・オブ・P・K・ディック IV 』 1985年
「CM地獄」浅倉久志訳／ハヤカワ文庫SF 『まだ人間じゃない』 1992年
「CM地獄」浅倉久志訳／ハヤカワ文庫SF 『まだ人間じゃない』 2008年
「CM地獄」浅倉久志訳／ハヤカワ文庫SF 『変数人間』 2013年

Time Pawn

Thrilling Wonder Stories vol.44 #1, Summer 1954 (Jun 1954), Standard Magazines

長編「未来医師 Dr. Futurity (1960)」へ拡張 (21,000語から47,000語へ)。

未訳

The Turning Wheel

Science Fiction Stories #2, Jun 1954, Columbia Publications

「輪廻の車」浅倉久志訳／新潮文庫『悪夢機械』 1987年
「輪廻の車」浅倉久志訳／ハヤカワ文庫SF 『小さな黒い箱』 2014年

Breakfast at Twilight

Amazing Stories vol.28 #3, Jul 1954, Ziff-Davis Publishing

「薄明の朝食」仁賀克雄訳／早川書房 SFマガジン 1974年9月号
「薄明の朝食」仁賀克雄訳／ハヤカワ文庫NV 『地図にない町』 1976年
「薄明の朝食」鈴木聡訳／サンリオSF文庫『ザ・ベスト・オブ・P・K・ディック I 』 1983年
「たそがれの朝食」浅倉久志訳／ハヤカワ文庫SF 『パーキー・パットの日々』 1991年
「たそがれの朝食」浅倉久志訳／ハヤカワ文庫SF 『ペイチェック』 2004年
「たそがれの朝食」浅倉久志訳／ハヤカワ文庫SF 『変種第二号』 2014年

The Crawlers

aka “Foundling Home” (original title)

Imagination #32, Jul 1954, Greenleaf Publishing

「爬行動物」仁賀克雄訳／朝日ソノラマ文庫海外シリーズ『ウォー・ゲーム』 1985年
「爬行動物」仁賀克雄訳／ちくま文庫『人間狩り』 1991年
「爬行動物」仁賀克雄訳／論創社ダーク・ファンタジー・コレクション 1 『人間狩り』 2006年

Of Withered Apples

Cosmos Science Fiction and Fantasy #4, Jul 1954, Star Publications

「萎びたリンゴ」仁賀克雄訳／北宋社『顔のない博物館』 1983年
「萎びたリンゴ」仁賀克雄訳／朝日ソノラマ文庫海外シリーズ『ウォー・ゲーム』 1985年
「萎びたリンゴ」仁賀克雄訳／ちくま文庫『ウォー・ゲーム』 1992年

Exhibit Piece

If vol.3 #6, Aug 1954, Quinn Publishing

テレビシリーズ『フィリップ・K・ディックのエレクトリック・ドリームズ Philip K. Dick’s Electric Dreams (2017-2018)』第5話「真生活 Real Life」の原作。

「過去の遺産」仁賀克雄訳／いんなあとりっぷ社いんなあとりっぷ 1983年4月号
「廃品博物館」仁賀克雄訳／北宋社『顔のない博物館』 1983年
「展示品」仁賀克雄訳／朝日ソノラマ文庫海外シリーズ『ウォー・ゲーム』 1985年
「展示品」仁賀克雄訳／ちくま文庫『人間狩り』 1991年
「展示品」仁賀克雄訳／論創社ダーク・ファンタジー・コレクション 1 『人間狩り』 2006年

Adjustment Team

Orbit Science Fiction vol.1 #4, Sep-Oct 1954, Hanro Corp

映画『アジャストメント The Adjustment Bureau (2011)』 (ジョージ・ノルフィ監督) の原作。

「調整班」浅倉久志訳／新潮文庫『悪夢機械』 1987年
「アジャストメント」浅倉久志訳／ハヤカワ文庫SF 『アジャストメント』 2011年

Shell Game

Galaxy Science Fiction vol.8 #6, Sep 1954, Galaxy Publishing

「スパイはだれだ」浅倉久志訳／新潮文庫『悪夢機械』 1987年
「スパイはだれだ」浅倉久志訳／ハヤカワ文庫SF 『変数人間』 2013年

Meddler

Future Science Fiction vol.5 #3, Oct 1954, Columbia Publications

「地球最後の…」仁賀克雄訳／いんなあとりっぷ社いんなあとりっぷ 1983年2月号
「干渉者」仁賀克雄訳／北宋社『顔のない博物館』 1983年
「干渉者」仁賀克雄訳／朝日ソノラマ文庫海外シリーズ『ウォー・ゲーム』 1985年
「干渉する者」大瀧啓裕訳／サンリオSF文庫『ザ・ベスト・オブ・P・K・ディック IV 』 1985年
「干渉者」仁賀克雄訳／ちくま文庫『人間狩り』 1991年
「干渉する者」大瀧啓裕訳／ハヤカワ文庫SF 『まだ人間じゃない』 1992年
「おせっかいやき」仁賀克雄訳／論創社ダーク・ファンタジー・コレクション 1 『人間狩り』 2006年
「干渉する者」大瀧啓裕訳／ハヤカワ文庫SF 『まだ人間じゃない』 2008年

Souvenir

Fantastic Universe vol.2 #3, Oct 1954, King-Size Pubs

「スーヴェニール」仁賀克雄訳／ちくま文庫『ウォー・ゲーム』 1992年

A World of Talent

aka “Two Steps Right” (original title)

Galaxy Science Fiction vol.9 #1, Oct 1954, Galaxy Publishing

長編「ユービック Ubik (1969)」に流用。

「超能力世界」浅倉久志訳／新潮文庫『悪夢機械』 1987年
「超能力世界」浅倉久志訳／ハヤカワ文庫SF 『変数人間』 2013年

The Last of the Masters

aka “Protection Agency” (original title)

Orbit Science Fiction vol.1 #5, Nov-Dec 1954, Hanro Corp

「マスターの最期」汀一弘訳／サンリオSF文庫『ザ・ベスト・オブ・P・K・ディック IV 』 1985年
「最後の支配者」浅倉久志訳／ハヤカワ文庫SF 『まだ人間じゃない』 1992年
「最後の支配者」浅倉久志訳／ハヤカワ文庫SF 『まだ人間じゃない』 2008年

Progeny

If vol.4 #3, Nov 1954, Quinn Publishing

「新世代」浅倉久志訳／新潮文庫『悪夢機械』 1987年
「新世代」浅倉久志訳／ハヤカワ文庫SF 『人間以前』 2014年

Upon the Dull Earth

Beyond Fantasy Fiction #9, Nov 1954, Galaxy Publishing

「このけだるい地上に」浅倉久志訳／早川書房 SFマガジン 1974年4月号
「この卑しい地上に」浅倉久志訳／講談社文庫『ファンタジーへの誘い』 1977年
「この卑しい地上に」浅倉久志訳／新潮文庫『模造記憶』 1989年
「この卑しい地上に」浅倉久志訳／ハヤカワ文庫SF 『人間以前』 2014年

The Father-thing

Fantasy and Science Fiction #43, Dec 1954, Fantasy House

テレビシリーズ『フィリップ・K・ディックのエレクトリック・ドリームズ Philip K. Dick’s Electric Dreams (2017-2018)』第10話「父さんに似たもの Father Thing」の原作。

「パパに似たやつ」森郁夫訳／早川書房 SFマガジン 1960年5月号
「おとうさんみたいなもの」鈴木聡訳／サンリオSF文庫『ザ・ベスト・オブ・P・K・ディック II 』 1983年
「パパそっくり」仁賀克雄訳／北宋社『顔のない博物館』 1983年
「父さんに似たもの」大森望訳／ハヤカワ文庫SF 『時間飛行士へのささやかな贈物』 1991年
「パパそっくり」仁賀克雄訳／ちくま文庫『人間狩り』 1991年
「パパそっくり」 (抜粋) 仁賀克雄訳／筑摩書房『燐寸文学全集』 1993年
「父さんもどき」大森望訳／河出文庫『20世紀SF[2] 1950年代初めの終わり』 2000年
「父さんもどき」大森望訳／ハヤカワ文庫SF 『ペイチェック』 2004年
「パパふたり」仁賀克雄訳／論創社ダーク・ファンタジー・コレクション 1 『人間狩り』 2006年
「父さんもどき」大森望訳／ハヤカワ文庫SF 『人間以前』 2014年

Strange Eden

aka “Immolation” (original title)

Imagination #37, Dec 1954, Greenleaf Publishing

「奇妙なエデン」仁賀克雄訳／ちくま文庫『宇宙の操り人形』 1992年
「奇妙なエデン」仁賀克雄訳／論創社ダーク・ファンタジー・コレクション 10 『髑髏』 2009年

1955

Foster, You’re Dead

Star Science Fiction Stories #3, Jan 1955, Ballantine Books

テレビシリーズ『フィリップ・K・ディックのエレクトリック・ドリームズ Philip K. Dick’s Electric Dreams (2017-2018)』第9話「安全第一 Safe and Sound」の原作。

「フォスター、おまえは死んでいるところだぞ」仁賀克雄訳／角川文庫『クリスマスの悲劇』 1978年
「フォスター、おまえ、死んでるところだぞ」友枝康子訳／サンリオSF文庫『ザ・ベスト・オブ・P・K・ディック I 』 1983年
「フォスター、お前は死んでいるところだぞ」仁賀克雄訳／北宋社『顔のない博物館』 1983年
「フォスター、おまえ、死んでるところだぞ」友枝康子訳／ハヤカワ文庫SF 『パーキー・パットの日々』 1991年
「フォスター、おまえはもう死んでるぞ」若島正訳／ハヤカワ文庫SF 『人間以前』 2014年

Human Is

Startling Stories vol.32 #3, Winter 1955 (Jan 1955), Better Publications

テレビシリーズ『フィリップ・K・ディックのエレクトリック・ドリームズ Philip K. Dick’s Electric Dreams (2017-2018)』第6話「人間らしさ Human Is」の原作。

「人間らしさ」友枝康子訳／サンリオSF文庫『ザ・ベスト・オブ・P・K・ディック II 』 1983年
「人間らしさ」友枝康子訳／ハヤカワ文庫SF 『時間飛行士へのささやかな贈物』 1991年

War Veteran

If vol.5 #1, Mar 1955, Quinn Publishing

長編「ザップ・ガン The Zap Gun (1965)」に一部流用。

「ウォー・ヴェテラン」仁賀克雄訳／現代教養文庫『ウォー・ヴェテラン』 1992年
「歴戦の勇士」浅倉久志訳／新潮文庫『永久戦争』 1993年
「ウォー・ヴェテラン」仁賀克雄訳／論創社ダーク・ファンタジー・コレクション 10 『髑髏』 2009年
「歴戦の勇士」浅倉久志訳／ハヤカワ文庫SF 『変種第二号』 2014年

Captive Market

If vol.5 #2, Apr 1955, Quinn Publishing

「囚われのマーケット」山田和子訳／サンリオ『未来企業』 1979年
「囚われのマーケット」山田和子訳／新潮文庫『模造記憶』 1989年

Nanny

Startling Stories vol.33 #1, Spring 1955 (Apr 1955), Better Publications

「ナニー」仁賀克雄訳／ちくま文庫『人間狩り』 1991年
「ナニー」浅倉久志訳／ハヤカワ文庫SF 『ペイチェック』 2004年
「ナニー」仁賀克雄訳／論創社ダーク・ファンタジー・コレクション 1 『人間狩り』 2006年
「ナニー」浅倉久志訳／ハヤカワ文庫SF 『人間以前』 2014年

The Hood Maker

aka “Immunity” (original title)

Imagination #43, Jun 1955, Greenleaf Publishing

テレビシリーズ『フィリップ・K・ディックのエレクトリック・ドリームズ Philip K. Dick’s Electric Dreams (2017-2018)』第1話「フード・メーカー The Hood Maker」の原作。

「ちょっとした隠しごと」橋本喜代太訳／アトリエサード『PKD博覧会』 1996年
「フード・メーカー」大森望訳／ハヤカワ文庫SF 『トータル・リコール』 2012年

The Chromium Fence

Imagination #44, Jul 1955, Greenleaf Publishing

Service Call

Science Fiction Stories vol.6 #1, Jul 1955, Columbia Publications

「サーヴィス・コール」仁賀克雄訳／集英社ワールドSFシリーズ『人間狩り』 1982年
「アフター・サーヴィス」大瀧啓裕訳／サンリオSF文庫『ザ・ベスト・オブ・P・K・ディック II 』 1983年
「アフター・サーヴィス」大瀧啓裕訳／ハヤカワ文庫SF 『時間飛行士へのささやかな贈物』 1991年
「サーヴィス・コール」仁賀克雄訳／ちくま文庫『人間狩り』 1991年
「サーヴィス訪問」仁賀克雄訳／論創社ダーク・ファンタジー・コレクション 1 『人間狩り』 2006年

A Surface Raid

Fantastic Universe vol.3 #6, Jul 1955, King-Size Pubs

「地底からの侵略」仁賀克雄訳／いんなあとりっぷ社いんなあとりっぷ 1983年3月号
「地底からの侵略」仁賀克雄訳／朝日ソノラマ文庫海外シリーズ『機械仕掛けの神』 1984年
「地底からの侵略」仁賀克雄訳／ちくま文庫『宇宙の操り人形』 1992年

The Mold of Yancy

If vol.5 #5, Aug 1955, Quinn Publishing

長編「最後から二番目の真実 The Penultimate Truth (1964)」に流用。

「ヤンシーにならえ」小川隆訳／サンリオSF文庫『ザ・ベスト・オブ・P・K・ディック III 』 1984年
「ヤンシーにならえ」小川隆訳／ハヤカワ文庫SF 『ゴールデン・マン』 1992年
「ヤンシーにならえ」小川隆訳／ハヤカワ文庫SF 『ゴールデン・マン』 2008年

Autofac

Galaxy Science Fiction vol.11 #2, Nov 1955, Galaxy Publishing

テレビシリーズ『フィリップ・K・ディックのエレクトリック・ドリームズ Philip K. Dick’s Electric Dreams (2017-2018)』第8話「自動工場 Autofac」の原作。

「自動工場」大瀧啓裕訳／サンリオSF文庫『ザ・ベスト・オブ・P・K・ディック II 』 1983年
「自動工場」大瀧啓裕訳／ハヤカワ文庫SF 『時間飛行士へのささやかな贈物』 1991年
「自動工場」大瀧啓裕訳／ハヤカワ文庫SF 『ペイチェック』 2004年

Psi-Man Heal My Child!

aka “Outside Consultant” (original title)

aka “Psi-Man” (title in anthology)

Imaginative Tales vol.2 #2, Nov 1955, Greenleaf Publishing

「超能力者」仁賀克雄訳／早川書房 SFマガジン 1974年12月号
「超能力者」仁賀克雄訳／ハヤカワ文庫NV 『地図にない町』 1976年

1956

The Minority Report

Fantastic Universe vol.4 #6, Jan 1956, King-Size Pubs

映画『マイノリティ・リポート Minority Report (2002)』 (スティーヴン・スピルバーグ監督) の原作。
テレビシリーズ『マイノリティ・リポート Minority Report (2015)』の原作。

「少数報告」浅倉久志訳／新潮文庫『悪夢機械』 1987年
「マイノリティ・リポート」浅倉久志訳／ハヤカワ文庫SF 『マイノリティ・リポート』 1999年
「マイノリティ・リポート」浅倉久志訳／ハヤカワ文庫SF 『トータル・リコール』 2012年

To Serve the Master

aka “Be As Gods!” (original title)

Imagination #47, Feb 1956, Greenleaf Publishing

「奉仕するもの」浅倉久志訳／青土社ユリイカ 1991年1月号
「奉仕するもの」浅倉久志訳／新潮文庫『永久戦争』 1993年
「奉仕するもの」浅倉久志訳／ハヤカワ文庫SF 『変種第二号』 2014年

Vulcan’s Hammer

Future Science Fiction #29, Apr 1956, Columbia Publications

長編「ヴァルカンの鉄鎚 Vulcan’s Hammer (1960)」へ拡張 (21,000語から47,000語へ)。

未訳

Pay for the Printer

aka “Printer’s Pay” (original title)

Satellite Science Fiction vol.1 #1, Oct 1956, Renown Publications

「くずれてしまえ」浅倉久志訳／早川書房 SFマガジン 1984年10月号
「くずれてしまえ」浅倉久志訳／新潮文庫『悪夢機械』 1987年
「くずれてしまえ」浅倉久志訳／ハヤカワ文庫SF 『アジャストメント』 2011年

A Glass of Darkness

Satellite Science Fiction vol.1 #2, Dec 1956, Renown Publications

長編「宇宙の操り人形 The Cosmic Puppets (1957)」の原形。

未訳

1957

The Unreconstructed M

The Original Science Fiction Stories vol.7 #4, Jan 1957, Columbia Publications

「融通のきかない機械」剛田武訳／サンリオSF文庫『ザ・ベスト・オブ・P・K・ディック III 』 1984年
「融通のきかない機械」友枝康子訳／ハヤカワ文庫SF 『ゴールデン・マン』 1992年
「融通のきかない機械」友枝康子訳／ハヤカワ文庫SF 『ゴールデン・マン』 2008年

Misadjustment

Science Fiction Quarterly vol.4 #6, Feb 1957, Columbia Publications

「不適応者」浅倉久志訳／ハヤカワ文庫SF 『フィリップ・K・ディック・リポート』 2002年
「不適応者」浅倉久志訳／ハヤカワ文庫SF 『変数人間』 2013年

1958

Null-O

aka “Looney Lemuel” (original title)

If vol.9 #1, Dec 1958, Quinn Publishing

「非O(ナルオー)」望月二郎訳／早川書房 SFマガジン 1980年1月号
「非(ナル)O」大森望訳／ハヤカワ文庫SF 『トータル・リコール』 2012年

1959

Explorers We

Fantasy and Science Fiction #92, Jan 1959, Mercury Press

「探検隊帰る」中田耕治訳／早川書房 SFマガジン 1960年2月号
「探検隊帰る」中田耕治訳／講談社文庫『恐怖の1ダース』 1980年
「探検隊はおれたちだ」仁賀克雄訳／ちくま文庫『ウォー・ゲーム』 1992年
「探検隊帰る」中田耕治訳／早川書房『復刻 SFマガジン No.1-3』 1995年
「探検隊帰る」中村融訳／創元SF文庫『影が行くホラーSF傑作選』 2000年

Recall Mechanism

If vol.8 #6, Jul 1959, Digest Productions

「想起装置」友枝康子訳／新潮文庫『模造記憶』 1989年

Fair Game

If vol.9 #4, Sep 1959, Digest Productions

「よいカモ」仁賀克雄訳／いんなあとりっぷ社いんなあとりっぷ 1983年1月号
「よいカモ」仁賀克雄訳／北宋社『顔のない博物館』 1983年
「よいカモ」仁賀克雄訳／朝日ソノラマ文庫海外シリーズ『ウォー・ゲーム』 1985年
「よいカモ」仁賀克雄訳／ちくま文庫『人間狩り』 1991年
「よいカモ」仁賀克雄訳／論創社ダーク・ファンタジー・コレクション 1 『人間狩り』 2006年

War Game

aka “Diversion” (original title)

Galaxy Science Fiction vol.18 #2, Dec 1959, Galaxy Publishing

「戦争ゲーム」浅倉久志訳／早川書房 SFマガジン 1970年4月号
「ウォー・ゲーム」仁賀克雄訳／朝日ソノラマ文庫海外シリーズ『ウォー・ゲーム』 1985年
「ウォー・ゲーム」仁賀克雄訳／ちくま文庫『ウォー・ゲーム』 1992年

1963

Stand-By

aka “Top Stand-by Job” (original title)

Amazing Stories vol.37 #10, Oct 1963, Ziff-Davis Publishing

「待機員」大森望訳／早川書房 SFマガジン 2000年6月号
「待機員」大森望訳／ハヤカワ文庫SF 『シビュラの目』 2000年
「待機員」大森望訳／ハヤカワ文庫SF 『ペイチェック』 2004年
「待機員」大森望訳／ハヤカワ文庫SF 『小さな黒い箱』 2014年

What’ll We Do with Ragland Park?

aka “No Ordinary Guy” (original title)

Amazing Stories vol.37 #11, Nov 1963, Ziff-Davis Publishing

「ラグランド・パークをどうする？」大森望訳／早川書房 SFマガジン 2000年6月号
「ラグランド・パークをどうする？」大森望訳／ハヤカワ文庫SF 『シビュラの目』 2000年
「ラグランド・パークをどうする？」大森望訳／ハヤカワ文庫SF 『小さな黒い箱』 2014年

The Days of Perky Pat

aka “In the Days of Perky Pat” (original title)

Amazing Stories vol.37 #12, Dec 1963, Ziff-Davis Publishing

「パーキイ・パットの日」汀一弘訳／サンリオSF文庫『ザ・ベスト・オブ・P・K・ディック I 』 1983年
「パーキー・パットの日々」浅倉久志訳／ハヤカワ文庫SF 『パーキー・パットの日々』 1991年
「パーキー・パットの日々」浅倉久志訳／ハヤカワ文庫SF 『ペイチェック』 2004年
「パーキー・パットの日々」浅倉久志訳／ハヤカワ文庫SF 『変数人間』 2013年

If There Were No Benny Cemoli

aka “If There Had Never Been a Benny Cemoli” (original title)

Galaxy Magazine vol.22 #2, Dec 1963, Galaxy Publishing

「ベニー・セモリがいなかったら」大瀧啓裕訳／サンリオSF文庫『ザ・ベスト・オブ・P・K・ディック II 』 1983年
「ベニー・セモリがいなかったら」大瀧啓裕訳／ハヤカワ文庫SF 『時間飛行士へのささやかな贈物』 1991年

1964

Waterspider

If vol.13 #6, Jan 1964, Galaxy Publishing

「水蜘蛛計画」伊藤典夫訳／早川書房 SFマガジン 1969年8月号
「水蜘蛛計画」浅倉久志訳／ハヤカワ文庫SF 『マイノリティ・リポート』 1999年
「水蜘蛛計画」浅倉久志訳／ハヤカワ文庫SF 『小さな黒い箱』 2014年

Novelty Act

aka “At Second Jug” (original title)

Fantastic Stories of Imagination vol.13 #2, Feb 1964, Ziff-Davis Publishing

長編「シミュラクラ The Simulacra (1964)」に流用。

未訳

Oh, To Be a Blobel!

aka “Well, See, There Were These Blobels!” (original title)

Galaxy Magazine vol.22 #3, Feb 1964, Galaxy Publishing

「おお ! ブローベルよ」浅倉久志訳／早川書房 SFマガジン 1976年2月号
「おお、ブローベルになろう」団精二訳／ハヤカワ文庫SF 『時のはざま』 1977年
「おお！ブローベルとなりて」浅倉久志訳／サンリオSF文庫『ザ・ベスト・オブ・P・K・ディック II 』 1983年
「おお！ブローベルとなりて」浅倉久志訳／創元SF文庫『ギャラクシー〈下〉』 1988年
「おお！ブローベルとなりて」浅倉久志訳／ハヤカワ文庫SF 『時間飛行士へのささやかな贈物』 1991年
「おお！ブローベルとなりて」浅倉久志訳／ハヤカワ文庫SF 『アジャストメント』 2011年

The War with the Fnools

Galactic Outpost #2, spring 1964 (fanzine edited by Richard S. Benyo)

Galaxy Magazine vol.28 #1, Feb 1969, Galaxy Publishing (First professional publication)

「フヌールとの戦い」仁賀克雄訳／朝日ソノラマ文庫海外シリーズ『ウォー・ゲーム』 1985年
「フヌールとの戦い」友枝康子訳／サンリオSF文庫『ザ・ベスト・オブ・P・K・ディック IV 』 1985年
「フヌールとの戦い」友枝康子訳／ハヤカワ文庫SF 『まだ人間じゃない』 1992年
「フヌールとの戦い」友枝康子訳／ハヤカワ文庫SF 『まだ人間じゃない』 2008年

What the Dead Men Say

aka “Man with a Broken Match” (original title)

Worlds of Tomorrow vol.2 #2, Jun 1964, Galaxy Publishing

長編「ユービック Ubik (1969)」に流用。

「宇宙の死者」浅倉久志訳／早川書房 SFマガジン 1993年2月号
「宇宙の死者」浅倉久志訳／ハヤカワ文庫SF 『シビュラの目』 2000年
「宇宙の死者」浅倉久志訳／ハヤカワ文庫SF 『人間以前』 2014年

Cantata 140

Fantasy and Science Fiction #158, Jul 1964, Mercury Press

長編「空間亀裂 The Crack in Space (1964)」へ拡張 (後半部を書き足して24,000語から60,000語へ)。

「カンタータ百四十番」冬川亘訳／ハヤカワ文庫SF 『シビュラの目』 2000年

A Game of Unchance

Amazing Stories vol.38 #7, Jul 1964, Ziff-Davis Publishing

「運のないゲーム」浅倉久志訳／サンリオSF文庫『ザ・ベスト・オブ・P・K・ディック IV 』 1985年
「運のないゲーム」浅倉久志訳／ハヤカワ文庫SF 『まだ人間じゃない』 1992年
「運のないゲーム」浅倉久志訳／ハヤカワ文庫SF 『まだ人間じゃない』 2008年
「運のないゲーム」浅倉久志訳／ハヤカワ文庫SF 『小さな黒い箱』 2014年

The Little Black Box

aka “From Ordinary Household Objects” (original title)

Worlds of Tomorrow vol.2 #3, Aug 1964, Galaxy Publishing

長編「アンドロイドは電気羊の夢を見るか？ Do Androids Dream of Electric Sheep? (1968)」の原型。

「小さな黒い箱」浅倉久志訳／サンリオSF文庫『ザ・ベスト・オブ・P・K・ディック III 』 1984年
「小さな黒い箱」浅倉久志訳／ハヤカワ文庫SF 『ゴールデン・マン』 1992年
「小さな黒い箱」浅倉久志訳／ハヤカワ文庫SF 『ゴールデン・マン』 2008年
「小さな黒い箱」浅倉久志訳／河出書房新社池澤夏樹＝個人編集世界文学全集第3集『短篇コレクション I』 (2010)
「小さな黒い箱」浅倉久志訳／ハヤカワ文庫SF 『小さな黒い箱』 2014年

Precious Artifact

Galaxy Magazine vol.23 #1, Oct 1964, Galaxy Publishing

「プロクスからの侵略」仁賀克雄訳／集英社ワールドSFシリーズ『人間狩り』 1982年
「たいせつな人造物」小川隆訳／サンリオSF文庫『ザ・ベスト・オブ・P・K・ディック IV 』 1985年
「かけがえのない人造物」小川隆訳／ハヤカワ文庫SF 『まだ人間じゃない』 1992年
「かけがえのない人造物」小川隆訳／ハヤカワ文庫SF 『まだ人間じゃない』 2008年

The Unteleported Man

Fantastic Stories of Imagination vol.13 #12, Dec 1964, Ziff-Davis Publishing

長編「テレポートされざる者 The Unteleported Man (1966)」へ拡張 (後半部を書き足して28,000語から61,000語へ)。

未訳

Orpheus with Clay Feet

Escapade, 1964 (?)

ジャック・ダウランド Jack Dowland 名義。

「ぶざまなオルフェウス」浅倉久志訳／新潮文庫『模造記憶』 1989年
「ぶざまなオルフェウス」浅倉久志訳／ハヤカワ文庫SF 『アジャストメント』 2011年

1965

Retreat Syndrome

Worlds of Tomorrow #11, Jan 1965, Galaxy Publishing

「逃避シンドローム」友枝康子訳／サンリオ『悪夢としてのP・K・ディック人間、アンドロイド、機械』 1986年
「逃避シンドローム」友枝康子訳／新潮文庫『模造記憶』 1989年

1966

We Can Remember It for You Wholesale

Fantasy and Science Fiction #179, Apr 1966, Mercury Press

映画『トータル・リコール Total Recall (1990)』 (ポール・ヴァーホーヴェン監督) の原作。
テレビシリーズ『トータル・リコール2070 Total Recall 2070 (1999)』の原作。
映画『トータル・リコール Total Recall (2012)』 (レン・ワイズマン監督) の原作。

「追憶売ります」深町眞理子訳／早川書房 SFマガジン 1972年12月号
「追憶売ります」深町眞理子訳／ハヤカワ文庫SF 『追憶売ります』 1989年
「追憶売ります」深町眞理子訳／新潮文庫『模造記憶』 1989年
「追憶売ります」深町眞理子訳／ハヤカワ文庫SF 『マイノリティ・リポート』 1999年
「トータル・リコール」深町眞理子訳／ハヤカワ文庫SF 『トータル・リコール』 2012年

Holy Quarrel

Worlds of Tomorrow #19, May 1966, Galaxy Publishing

「聖なる争い」浅倉久志訳／ハヤカワ文庫SF 『シビュラの目』 2000年
「聖なる争い」浅倉久志訳／ハヤカワ文庫SF 『小さな黒い箱』 2014年

Your Appointment Will Be Yesterday

Amazing Stories vol.40 #7, Aug 1966, Ultimate Publishing

長編「逆まわりの世界 Counter-Clock World (1967)」に一部流用。

「逆まわりの世界」小尾芙佐訳／新潮文庫『模造記憶』 1989年

1967

Return Match

Galaxy Magazine vol25 #3, Feb 1967, Galaxy Publishing

「リターン・マッチ」小尾芙佐訳／早川書房 SFマガジン 1967年8月号
「リターン・マッチ」友枝康子訳／サンリオSF文庫『ザ・ベスト・オブ・P・K・ディック III 』 1984年
「リターン・マッチ」友枝康子訳／ハヤカワ文庫SF 『ゴールデン・マン』 1992年
「リターン・マッチ」友枝康子訳／ハヤカワ文庫SF 『ゴールデン・マン』 2008年

Faith of Our Fathers

“Dangerous Visions” edited by Harlan Ellison, Doubleday, Oct 1967

1968年ヒューゴー賞ノヴェレット部門ノミネート。

「父祖の信仰」浅倉久志訳／サンリオSF文庫『ザ・ベスト・オブ・P・K・ディック II 』 1983年
「父祖の信仰」浅倉久志訳／ハヤカワ文庫SF 『時間飛行士へのささやかな贈物』 1991年
「父祖の信仰」浅倉久志訳／ハヤカワ文庫SF 『アジャストメント』 2011年
「父祖の信仰」浅倉久志訳／ハヤカワ文庫SF 『危険なヴィジョン〔完全版〕 2』 2019年

1968

Not By Its Cover

Famous Science Fiction #7, Summer 1968 (Jun 1968), Health Knowledge

「ふとした表紙に輪廻の豚パート2」小林祥郎訳／新時代社 SFの本 1号 1982年
「ふとした表紙に」小川隆訳／サンリオSF文庫『ザ・ベスト・オブ・P・K・ディック III 』 1984年
「ふとした表紙に」小川隆訳／ハヤカワ文庫SF 『ゴールデン・マン』 1992年
「ふとした表紙に」小川隆訳／ハヤカワ文庫SF 『ゴールデン・マン』 2008年

The Story to End All Stories for Harlan Ellison’s Anthology Dangerous Visions

Niekas #20, Fall 1968 (fanzine edited by Ed Meskys)

「ハーラン・エリスン編『危険なヴィジョン』向きの、すべての物語の終わりとなる物語」大森望訳／早川書房 SFマガジン 2014年10月号
「ハーラン・エリスン編『危険なヴィジョン』向きの、すべての物語の終わりとなる物語」大森望訳／ハヤカワ文庫SF 『人間以前』 2014年

1969

The Electric Ant

Fantasy and Science Fiction #221, Oct 1969, Mercury Press

漫画「電気蟻」 (丸尾末広画) の原作 (月刊小説王 14号 (1984・角川書店) に掲載、後に「贋作電気蟻」と改題・加筆され、単行本に収録されました。その際ディックのクレジットは無くなっています)。
コミック『Electric Ant (2010)』の原作。Marvel Comics 刊。

「電気蟻」浅倉久志訳／NW-SF社季刊NW-SF 4号 1971年
「電気蟻」浅倉久志訳／サンリオSF文庫『ザ・ベスト・オブ・P・K・ディック II 』 1983年
「電気蟻」浅倉久志訳／ハヤカワ文庫SF 『時間飛行士へのささやかな贈物』 1991年
「電気蟻」浅倉久志訳／ハヤカワ文庫SF 『アジャストメント』 2011年

1974

The Pre-Persons

Fantasy and Science Fiction #281, Oct 1974, Mercury Press

「まだ人間じゃない」友枝康子訳／サンリオSF文庫『ザ・ベスト・オブ・P・K・ディック IV 』 1985年
「まだ人間じゃない」友枝康子訳／ハヤカワ文庫SF 『まだ人間じゃない』 1992年
「まだ人間じゃない」友枝康子訳／ハヤカワ文庫SF 『ペイチェック』 2004年
「まだ人間じゃない」友枝康子訳／ハヤカワ文庫SF 『まだ人間じゃない』 2008年
「人間以前」若島正訳／ハヤカワ文庫SF 『人間以前』 2014年

A Little Something for Us Tempunauts

“Final Stage” edited by Edward L. Ferman and Barry N. Malzberg, Charterhouse, 1974

「時間飛行士へのささやかな贈物」浅倉久志訳／早川書房 SFマガジン 1977年1月号
「時間飛行士へのささやかな贈物」浅倉久志訳／創元SF文庫『究極のSF』 1980年
「時間飛行士へのささやかな贈物」浅倉久志訳／サンリオSF文庫『ザ・ベスト・オブ・P・K・ディック II 』 1983年
「時間飛行士へのささやかな贈物」浅倉久志訳／ハヤカワ文庫SF 『時間飛行士へのささやかな贈物』 1991年
「時間飛行士へのささやかな贈物」浅倉久志訳／ハヤカワ文庫SF 『ペイチェック』 2004年
「時間飛行士へのささやかな贈物」浅倉久志訳／角川文庫『きょうも上天気 SF短編傑作選』 2010年
「時間飛行士へのささやかな贈物」浅倉久志訳／ハヤカワ文庫SF 『小さな黒い箱』 2014年

1979

The Exit Door Leads In

Rolling Stone College Paper #1, Fall 1979

「出口はどこかへの入り口」浅倉久志訳／早川書房 SFマガジン 1982年7月号
「出口はどこかへの入り口」浅倉久志訳／新潮文庫『悪夢機械』 1987年
「出口はどこかへの入り口」浅倉久志訳／ハヤカワ文庫SF 『トータル・リコール』 2012年

1980

Chains of Air, Web of Aether

aka “The Man Who Knew to Lose” (original title)

“Stellar #5: Science Fiction Stories”, edited by Judy-Lynn del Rey, May 1980, Del Rey / Ballantine

長編「聖なる侵入 The Divine Invasion (1981)」に流用。

未訳

Rautavaara’s Case

Omni vol.3 #1, Oct 1980, Omni Publications International

1980年英国SF協会賞短編部門ノミネート。

「ラウタヴァーラの場合」仁賀克雄訳／旺文社日本版オムニ 1984年1月号
「ラウタヴァーラ事件」大森望訳／ハヤカワ文庫SF 『小さな黒い箱』 2014年

Frozen Journey

aka “I Hope I Shall Arrive Soon” (alternate title)

Playboy vol.27 #12, Dec 1980, Playboy

プレイボーイアワード (新規寄稿者を対象とした年間最優秀短編) 受賞。

「冷凍旅行」筒井正明訳 (短縮版)／集英社月刊プレイボーイ 1981年1月号
「凍結した旅」美濃透訳／早川書房 SFマガジン 1981年6月号
「凍った旅」浅倉久志訳／新潮文庫『悪夢機械』 1987年
「凍った旅」浅倉久志訳／ジャストシステム『シミュレーションズ』 1995年
「凍った旅」浅倉久志訳／早川書房 SFマガジン 2010年1月号
「凍った旅」浅倉久志訳／ハヤカワ文庫SF 『アジャストメント』 2011年

1981

The Alien Mind

Yuba City High Times, Feb 1981 (high school periodical)

Fantasy and Science Fiction #365, Oct 1981, Mercury Press (First professional publication)

「異星人(エイリアン)マインド」仁賀克雄訳／北宋社『あぶくの城～フィリップ・K・ディックの研究読本』 1983年
「猫と宇宙船」大森望訳／ハヤカワ文庫SF 『変数人間』 2013年

1984 (以下の作品はディックの死後に発表されました)

Strange Memories of Death

Interzone #8, Summer 1984 (semiprozine)

1980年に執筆。

「不思議な死の記憶」深町眞理子訳／新潮文庫『模造記憶』 1989年
「死にまつわる奇妙な記憶」飯田隆昭訳／ジャストシステム『フィリップ・K・ディックのすべて』 1996年

1987

The Eye of the Sybil

“Philip K. Dick: The Dream Connection” by D. Scott Apel, The Permanent Press, Mar 1987

1978年に執筆。

「シビュラの目」浅倉久志訳／新潮社新潮 1990年9月号
「シビュラの目」浅倉久志訳／ハヤカワ文庫SF 『シビュラの目』 2000年
「シビュラの目」浅倉久志訳／ハヤカワ文庫SF 『人間以前』 2014年

Stability

“Beyond Lies the Wub: The Collected Stories of Philip K. Dick, volume 1”, Underwood-Miller, May 1987

1947年 (もしくはそれ以前) に執筆。

「安定社会」浅倉久志訳／ハヤカワ文庫SF 『マイノリティ・リポート』 1999年
「安定社会」浅倉久志訳／ハヤカワ文庫SF 『変種第二号』 2014年

A Terran Odyssey

“The Little Black Box: The Collected Stories of Philip K. Dick, volume 5”, Underwood-Miller, May 1987

1964年に執筆。
長編「ドクター・ブラッドマネー～博士の血の贖い Dr. Bloodmoney (1965)」に流用。

未訳

Cadbury, the Beaver Who Lacked

“The Little Black Box: The Collected Stories of Philip K. Dick, volume 5”, Underwood-Miller, May 1987

1970年に執筆。

「欠陥ビーバー」浅倉久志訳／新潮文庫『模造記憶』 1989年
「欠陥ビーバー」浅倉久志訳／ハヤカワ文庫SF 『人間以前』 2014年

The Day Mr. Computer Fell Out of Its Tree

“The Little Black Box: The Collected Stories of Philip K. Dick, volume 5”, Underwood-Miller, May 1987

1977年に執筆。

「ミスター・コンピューターが木から落ちた日」浅倉久志訳／新潮文庫『模造記憶』 1989年

1988

Goodbye, Vincent

“The Dark-Haired Girl”, Ziesing, Dec 1988

1972年に執筆。

「さよなら、ヴィンセント」大森望訳／ハヤカワ文庫SF 『アジャストメント』 2011年

草稿・断章など

Warning: We are Your Police

PKDS Newsletter #7, Jul 1985 (edited by Paul Williams)

1967年に執筆。
テレビシリーズ『インベーダー The Invaders (1967)』の未採用脚本草稿。

「警告――われわれは警察だ」浅倉久志訳／青土社ユリイカ 1987年11月号

The Missing Pages of The Unteleported Man by Philip K. Dick

PKDS Newsletter #8, Sep 1985 (edited by Paul Williams)

1985年に発見された「テレポートされざる者 The Unteleported Man (1966)」の3箇所の欠落部分。

「P・K・ディック『テレポートされざる者』の欠落原稿」森下弓子訳／創元SF文庫『ライズ民間警察機構』 1998年

Eye in the Sky: Prologue

PKDS Newsletter #13, Feb 1987 (edited by Paul Williams)

長編「宇宙の眼 Eye in the Sky (1957)」の削除されたプロローグ。
ディック自身によって削除されたとみられます。

未訳
※創元SF文庫版巻末の訳者あとがき「ベヴァトロン狂想曲」にて一部引用されています。

Fawn, Look Back

aka “The Fawn Does Not Look Back” (original title)

Science Fiction Eye #2, Aug 1987, ’Til You Go Blind Cooperative

1980年8月4日起草。
長編小説のアウトライン。ポール・ウィリアムズは未執筆の長編「The Owl in Daylight」の初期形態ではないかといってます。ちなみに主人公の名前“Pflegebourne”はどのように発音するのかわかりません。

未訳

The Acts of Paul

Leaflet in "The Collected Stories of Philip K. Dick (five volumes set)", Underwood-Miller, 1987

1982年に執筆。
長編小説のアウトライン。キリスト教は3世紀に滅亡して、マニ教が信仰されている現在の話。

未訳

The Zap Gun: Being an Outline Written in November 1963 for the Purpose of Securing an Advance from Pyramid Books for an Unwritten Novel

PKDS Newsletter #16, Jan 1988 (edited by Paul Williams)

1963年執筆。
「ザップ・ガン The Zap Gun (1967)」出版のための、Pyramid Books社向けアウトライン。

未訳

Outline for Science Fiction Novel Called: Our Friends from Frolix 5 8

PKDS Newsletter #19, Jan 1989 (edited by Paul Williams)

1968年執筆。
「フロリクス8から来た友人 Our Friends from Frolix 8 (1970)」のアウトライン。

未訳

Today the World

PKDS Newsletter #20, Apr 1989 (edited by Paul Williams)

1963年頃に執筆。
未完の短編。

未訳

11-17-80

“Divine Invasions: A Life of Philip K. Dick” by Lawrence Sutin, Harmony Books, Dec 1989

1980年11月17日に執筆。神との対話。
『釈義』の中の一編ですが、短編作品として紹介しているビブリオグラフィもあるため参考のため掲載しました。

大瀧啓裕訳／アスペクト『フィリップ・K・ディック我が生涯の弁明』 2001年
※第1章「個人的経験の直接証言」中の1980年11月17日付の一編。

The Different Stages of Love

PKDS Newsletter #28, Mar 1992 (edited by Paul Williams)

1970年に執筆。
長編「流れよわが涙、と警官は言った Flow My Tears, The Policeman Said (1974)」の英語版からカットされた部分 (フランス語版には収録されている)、第11章。

未訳

Joe Protagoras is Alive and Well and Living on Earth

“New Worlds #2”, edited by David Garnett, Gollancz, Aug 1992

1967年に執筆。
長編小説のアウトライン。

「ジョー・プロタゴラスは死なずに地球で生きている」飯田隆昭訳／ジャストシステム『フィリップ・K・ディックのすべて』 1996年

The Name of the Game is Death

“New Worlds #2”, edited by David Garnett, Gollancz, Aug 1992

1967年に執筆。長編小説のアウトライン。同年5月に「outline for a science fiction novel」と「Additional material for the science fiction outline」がスコット・メレディスのもとに送られています。
のちに長編「死の迷路 The Maze of Death (1970)」へと発展しました。。

未訳

Two Fragments from the Mainstream Novel Gather Yourselves Together

“The Shifting Realities of Philip K. Dick”, edited by Lawrence Sutin, Pantheon Books, Jan 1995

1949年に執筆。
長編「Gather Yourselves Together (1994)」の14章および16章から2箇所の短い抜粋。

「普通小説『勇気を奮い起こせ』から二つの断篇」飯田隆昭訳／ジャストシステム『フィリップ・K・ディックのすべて』 1996年

Biographical Material on Hawthorne Abendsen

“The Shifting Realities of Philip K. Dick”, edited by Lawrence Sutin, Pantheon Books, Jan 1995

1974年執筆。「高い城の男 The Man in the High Castle (1962)」の登場人物であるホーソーン・アベンゼンのバックグラウンドを記した短文。

「ホーソーン・アベンゼンに関する伝記的資料」飯田隆昭訳／ジャストシステム『フィリップ・K・ディックのすべて』 1996年

The Two Completed Chapters of a Proposed Sequel to The Man in the High Castle

“The Shifting Realities of Philip K. Dick”, edited by Lawrence Sutin, Pantheon Books, Jan 1995

1974年に執筆。
長編「高い城の男 The Man in the High Castle (1962)」の続編 (未完) から2章。

「『高い城の男』の続篇をなす完成された二つの章」飯田隆昭訳／ジャストシステム『フィリップ・K・ディックのすべて』 1996年

Plot Idea for Mission: Impossible

“The Shifting Realities of Philip K. Dick”, edited by Lawrence Sutin, Pantheon Books, Jan 1995

1967年に執筆。
テレビシリーズ『スパイ大作戦 Mission: Impossible (1966-1973)』のために書かれた未採用プロット。

「『ミッション・インポシブル』のプロット・アイデア」飯田隆昭訳／ジャストシステム『フィリップ・K・ディックのすべて』 1996年

TV Series Idea

“The Shifting Realities of Philip K. Dick”, edited by Lawrence Sutin, Pantheon Books, Jan 1995

1967年に執筆。
テレビシリーズのプロット、天国にある守護天使の会社 (!) の話。

「連続テレビ小説のアイデア」飯田隆昭訳／ジャストシステム『フィリップ・K・ディックのすべて』 1996年

(Untitled)

“The Search for Philip K. Dick” by Anne R. Dick, Edwin Mellen Press, Dec 1995

1978年に執筆。
ダニエル・ギルバートがディックに送った原稿「Confessions of a Troublemaker」への返事の手紙の中に書かれた500語の掌編。自虐にみちた一編で、作中にハーラン・エリスンが登場します。

未訳

Deleted Section from the Draft of Deus Irae Chapter 3

PKD Otaku #18, May 2007 (fanzine edited by Patrick Clark)

1975年頃に執筆。
長編「怒りの神 Deus Irae (1976)」第3章の草稿から削除された部分。

未訳

Menace React

“The King of the Elves”, Subterranean Press, Dec 2010

1950年代初期に執筆。
小説の断片。アントニー・バウチャーの小説教室に通っていたころのものと思われます。

未訳